Diary of Private Babaouo
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| 2003年02月01日(土) |
クリフがやって来る! |
クリフ・リチャードの3月10日公演のチケットが今日発売になりました。
27年ぶりの来日公演ということのようです。その間、来日自体は何度かしていたようですが、ライブはありませんでした。前の公演は1976年ということだから、なんと14歳の時。Babaouoを始めてからは一度も来ていないんですね。
Songs of Rock Eraでも触れていますが、クリフはたぶんこれからも誰にも破ることのできない大記録の保持者です。全英チャートで1950年代、60年代、70年代、80年代、90年代の5ディケイドにわたってナンバー1ヒットを記録している唯一のアーティスト。まだ現役の彼がもし2000年代にもナンバー1を記録したら、永遠に破られることはないでしょう。今のままでもたぶん大丈夫。
そして、クリフ・リチャードのいちばん凄いところは、まだアイドルだということ。63歳になるというのに……。最近のライブ映像を見ましたが、走る走る。踊りのキメはぴしっとはまるし、膝はくるくる回るし、ボディ・シェイプも完璧。プロ精神を感じます。
創作意欲も近年に至るまで衰えません。エミリー・ブロンテの「嵐が丘」のミュージカル化に挑んだ1995年の "Songs from Heathcliff" は、オリビア・ニュートン・ジョンとのデュエット数曲を含む、佳曲ぞろいのアルバムです。全曲の作詞をティム・ライス、作曲をジョン・ファラーが手がけています。
1998年にデビュー40周年記念盤として制作した "Real As I Wanna Be" は、プロデューサーのピーター・ウルフ(J.ガイルズ・バンドのボーカリストは別人)を中心に、ドラムのヴィニー・カリウタ(スティング・バンド)やギターのマイケル・ランドー、コーラスにサイーダ・ギャレットやジェームズ・イングラム等が参加した意欲作です。大きなシングルヒットは出ませんでしたが、スリリングなライト・ラテン・フレーバーのサウンドが瑞々しいオープニングのタイトル曲から、オペラ歌手をゲストに迎えて壮大なサウンドに挑んだ終曲の "Vita Mia" まで、ソフトでメロディアスではあるけれども、決して守りには入っていない名盤です。
以上の2枚は、定番曲満載のベスト盤2種に加えてお薦めです。
同じロックン・ロールから出発して、 アーティスティックに音楽の幅を広げていったビートルズ。 新しい流れに敏感に反応しながらも、常に "Back to Roots"のサウンド・メイキングに戻ってきたローリング・ストーンズ。 そして、ショウ・ビジネスとしてのロックの可能性を追求し続けてきてクリフ・リチャード。
ロック時代の英国シーンをリードし続けてきたパイオニアたちの、この三者三様の姿勢は、そのまま70年代以降のロックの世界の幅を表しているようにも思えます。
ポールが来て、ストーンズが来て、27年ぶりにクリフもやってくる。 象徴的な21世紀初頭ですね。
(Josh)
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