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| 2004年09月01日(水) |
1歳8ヶ月27日目:初・胃カメラ |
今日は胃カメラを飲む日です。 昨日の21時以降は飲食をしていません。 お腹を空かせた体を引きずるようにして病院へ行き、受付。 わたしの予約は9時半からだったので、内視鏡室の方に「順番が来たら、職員ですので内線○○までお願いします」と声をかけました。 すると、「9時半からだと病棟の(入院している)人たちも検査に降りてくるから、混んで来ちゃって大変よ。今なら空いてるから、これからやりましょうか」と言われてしまいました。 ええっ!と驚いていると、「心構えは大丈夫?」とわたしの気持ちを見透かされたような質問をされ、さすがは看護師さんだなぁ・・・などと感心。
そういったわけで、いきなり胃カメラを飲むことに。 胃の中にある泡を消すための薬を飲み、死ぬほど嫌な筋肉注射(胃の動きを止めるため)をされ、喉の麻酔をしました。 この、喉の麻酔がとっても辛いのです。 麻酔ゼリーを口に含んだまま上を向いて、5分間じーっとしていなければなりません。 人間の反射というのは怖いもので、喉にものが当たっていると、飲み込もうと自然と喉が動きます。 でも飲んではいけないので我慢すると、うえっ!うえっ!となるのです・・・。 その苦行?をクリアすると、喉と舌に麻酔がかかります。 コップにゼリーを吐き出した時は、本当にホッとしました。 こうして前処置は終了です。 一旦処置室から出て、今度は検査室の前で名前が呼ばれるのを待ちます。
わたしの名前は、すぐに呼ばれました。 中にはいると画像に写ったものを見逃さないようにするためか薄暗く、ベッドに横向きに寝ると穴の空いたマウスピースをくわえさせられました。 これは、内視鏡の管を噛まないようにするためで、真ん中に開いた穴から内視鏡を入れます。 口の下にはお皿とティッシュがあてがわれ、ヨダレが出てきたら無理に出そうとせずに、ある程度溜まったら出すようにと指示を受けました。
「これからこの内視鏡を入れます。先が喉の奥に当たったら、『ごっくん』としてください。その『ごっくん』に合わせて内視鏡を入れます。」 先生が説明しながら手にした内視鏡は、わたしからすると「太いよ〜!こんなの入らないよ〜!」と思えるものでした。 おじじも昔、内視鏡をやったことがあるのですが、「昔に比べたら今は細くなって、楽らしいよ」などと言っていたのですが、大嘘です。 でも、ここまで来て逃げ出すことはできないので、覚悟を決めることにしました。
先生が、そろそろと内視鏡をわたしの口に入れます。 そして先生が「はい、『ごっくん』!」言いました。 わたしは無我夢中で『ごっくん』としました。 すると、先生は上手にタイミングを合わせて内視鏡を中に入れ、スルスルと胃の中に入っていくのを感じました。 先生、結構上手〜!と感激です。 胃の中に入った内視鏡を、先生が手元で操作しているのが見えます。 先生が手を動かすたびに「ああ、そんなに動かさないで!」と思いました。 しかも、撮影するために「これから空気を入れますから、なるべくゲップを我慢してください。」と言われて注入された空気には、本当にまいりました。 不自然に胃がぐぐーっ!と膨れて具合が悪くなるのです。 我慢できるはずもなく、マウスピースのせいで音を消せるはずもなく、女性にはあるまじきゲップを4回もしてしまいました。 その度に空気が注入されるので、たまったものではありません。 しかも、喉に異物があるのですから、何度も「うえっ!」となりました。 「うえっ!」としても、異物はなくなりませんから、何度も何度も繰り返し「うえっ!」となり、その苦しいこと・・・。 早く検査が終わらないか、本当に切望しました。
おかげさまで、検査結果は「問題なし」でした。 丁寧に、十二指腸まで見ていただけたので、良かったです。 そして、胃潰瘍とかになっていなくて良かったです。 でも、もう二度と胃カメラはしたくないと思いました。
ちなみに、毎年胃カメラを飲んでいる職場の人によると、本当に上手な人がやる内視鏡は「うっとり」するそうです。 胃壁をカメラがなぞるように動いていくのが、気持ちよくって眠りそうになると聞き、「そんな馬鹿な!」と思いましたが、本当だそうです。 逆に下手な人だと数日間食道が燃えるように痛むそうです。 わたしの場合、「うっとり」はありませんでしたけど、食道は何ともなかったので、そこそこの腕だったのかな?と思いました。
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