浮遊感 - 2005年01月29日(土) 「18の時、突然、立ち上がれなくなったんだ。」 「なんでぇ?」 「重力に耐えきれなくなって。」 (だからダイバーになったのかな?) 「海の中に潜るって事は、得体の知れない快楽だな。」 「ふぅん。今度、プールで試してみるよ。」 「いや。海がいいな。」 「ふぅん。」 その日も手を繋いで眠った。 クスリも飲まずに。 明け方、とても良い夢を見た。 「今朝ね、すっごい、いい夢みたよ。」 「どんな?」 「ナカヤマさんが出て来るんだけど、言うと叶わない気が するから言わない。」 「なんだよ。それ。」 きっと、ナカヤマさんからは海の匂いがするんだろう。 -
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