★えみんこ秘密日記★
++えみんこ

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2003年03月23日(日)  [やさしいのは誰]

今日はオトコとの会合です。

しかし、最近の日記に書いた通り三重の山奥であやしいおみくじを引いて以来というもの老婆の呪いか、はたまた薦められた数珠を買わなかったバチなのか恐ろしく運が悪い。
タダでさえ初詣のおみくじも「凶」だったのに。。。

そんなわけで厄払いをするべく西新井大師へ向かったのでした。

でも、今月は超ケチケチ生活をすると誓ったので定期でいけるところまで行って、あとは都バスを利用です。だいぶお得に行けました。時間に余裕があれば結構便利なのね。と認識。

で、厄除けで有名な手近なスポットである西新井へ始めてお参りしたわけですが、まいりました。


おみくじはです。


。。。。(-_-#)

ブルータスおまえもか。

ショックです。しかし護摩焚きのお値段は3000円より。
ケチケチ生活中のえみんこには高いお値段です。
しかし、わざわざここまで来てお祓いしないのも
(しかも「凶」だったし)。

そこで、ルール違反は承知でもう一回おみくじをひいてみました。


結果は、「凶」です。


もう笑うしかないです。
これで今年4つひいて3つは「凶」です。
まよわず護摩焚きのお願いをしました。

お座敷に座って護摩焚きをみつめつつ
「あ、般若心経」とか「あ、光明真言」とか楽しんでいました(マニアだから)。

で、帰りには大きいお札を貰って都バスにのりこみ池袋へ。
待ち合わせには時間があるのでハンズでお買い物。
自分用にはかわいいレターセットを。
オトコへは就職祝いとしてポーターのビジネスバック。
なぜかえみんこの中ではスーツ姿の男性が持っているとかわいいバックだと思うのです。
いや、黙ってるとスーツにリュックで着任初日の挨拶に行きかねないとも思ったので、いらぬお世話なのは内緒です。

まあ、あいかわらず「えみんことは絶対恋人にならないオトコ」ですが、前々回(2月15日)よりつづいている
もう体の関係のない友達になろう
ぜったい嫌
という平行線の話し合いの結論をださなければならいわけです。

しかし、3時間ぐらいは普段のたわいもない楽しい会話。
ホントはオトコが講師として着任するところでは今年は採らない予定だったところを講演でひっくり返したとか(えみんことしては複雑ですが)、トイレと風呂が別とか、ご飯どうしようとか。
高校教師は昔のが絶対好きとか(えみんこは藤木のが好きとか)、小学生の頃少女小説の中身と官能小説の中身を入れ替えて本屋に並べてたとか。
いろいろ。
でも、ほら。
もう思い出せなくなってきている。

覚えているうちに書き留めなければ。

そこで、沈黙が長くなって「結論」への押し問答がはじまったわけですが

こんな中途半半端なまま、たまにこっちへ帰ってきたときにえみんこに会わずに他の女の子と会うのは気分が重い。このままだとえみんこのことが義務になると思うんだ

もっともです。オトコはえみんこのこと好きなわけじゃないから。
でもえみんこは

義務でもいいから、たまには思い出せ

平行線です。やりとりをしながらオトコはオチそうになりながらも、絶対にオチません。会話をしながらえみんこを納得させるポイントを探っています。
でも、えみんこはここでうなずいたらおしまいなので「嫌」なのです。

オトコは理系らしく「この場合の選択肢」を4つほどあげ

どれを選択するにしてもまず根底の”えみんこはオトコがスキ””オトコはえみんこのことそういう風には思っていない”というすれ違いから平行線をたどっているんだよね。
もっとこの根本的なところがあいまいのままいられると話が楽なんだけど


私はあいまいだよ

いや、そういう風に見せているけど。はっきりさせないとダメなのはえみんこの方だよ

そうかな?そういわれると過去の恋愛からがまんすることに慣れているのかも。っていうかやっぱりキミの方が”はっきりさせたがり”だよ

違うよ

この会話だけは論が一環しているオトコの話から浮いていたのでした。
ここで「じゃあ、いいじゃん。私とつきあいなよ」と言えないところがえみんこの弱さです。

えみんこが”絶対に意見が変る事はない”と思っているのと同じくらいの強さでオレも意見を変えることはないとおもっているよ

そんなわけで、次回にもちこしだそうです。

お店をでて帰るときにも改札の前で、えみんこはオトコを帰さないようにするのですが、ここでは負けてしまいました。

寝る理由はオレを繋ぎとめるためだとしたら逆効果だよ。

小難しい事ぐだぐだ考えすぎなんだよ。

いいから抱け、と?(笑)

うん。

かえって褪めるよ。

いっそえみんこのこと軽蔑して、どっかいっちゃえ。



やだ、泣きそう。


がんばってわがまま言ったんだけどなあ。
オトコもえみんこの会話から弱いポイントを探り当ててきて

引越し業者が来るまでに荷物まとめなければならないから

という期日的に切羽詰った内容と、オトコの終電がなくなりそうで、でもえみんこを決定的に傷つけないように言葉と態度を選んでいて、根負けしてしまいました。
というか、決定的に嫌われるのを土壇場で恐くなったのです。
でもムクれた態度を変えることができなくて

私のこと見送らなくていいから。私が(オトコの)改札まで送るよ

おまえの方が遠いんだから、早く乗れ

”おまえ”じゃないもん!

はじめて”おまえ”扱いされてちょっと喜んでしまったことは内緒です。
”おまえ”じゃ嫌?と訊かれて嫌じゃないとだけ答えました。
喜んだのは見当違いだろうけど。


ほら、また泣く。




泣いてないもん。


次にまた会えるとは限らないわけで。
えみんこだって、他に好きな人ができちゃうかも知れないし。
オトコだって、何も話し合いなんてすることなくえみんこと音信不通になれば、えみんこから解放されるのです。

そりゃ、泣くさ。

オトコは不思議に致命的に酷いことを言いません。
だから私も言えません。

オトコのやさしさにホッとしつつも
なぜか不安を抑えきれないえみんこなのです。





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