かぜひきのごほごほする私に おふとんをかけてくれたきみ
「みて、おそら、きれい」
指さすその先みあげると 雲がゆっくり流れていた
「おそらすき、おそらにいきたい」
雲ってこんなにゆっくり流れてたんだ
「いきたい、とお願いすると、いけるんだよ」、と私。
ほんと?とよろこぶきみは 「いっしょにいこ、おそら。 ママもパパもわんちゃんもみんないける?」
みんな飛んでいけるよ。と言うと
満面の笑みをうかべてみあげる瞳。 この世に生まれて三年の きみの目に世界はどんな風にうつるの?
抱きしめて このまま眠りにつきたい おふとんの中でふたり、 ゆっくり流れる時間
今だけわたしも三歳にもどって 空の大好きなふたり いとしい時間
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