風にふわりと 〜こころのすきま〜


生きる


1.
人生の岐路に立って初めて
選択することの怖さを知る
安定を叩いて確かめるのは危険すぎるから
どちらが正しいのかはわからないけれど
脆弱な片方の道にふわりと足をかけ
反対側の道を叩き壊すんだ

2.
壊すことの意味をここにきて初めて知った
全てが無限に広がっていた遠い日を
目を細めて西日の中に見る
いつから周りは草原でなくなったのだろう

3.
後ろは振り返らないと心に誓ってきた
それでも今日これまで歩んだ道を眺めたら
こみあげる想いで声がでない

4.
大切にされて育ってきた
今この岐路に立っていることがその証拠だ
許されることを願っている
たとえ正しくない選択だったとしても

5.
生きていく


2007年10月18日(木)



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Akira
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