ちょっとしたメモとか。

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2011年05月02日(月) ザ・ライト〜エクソシストの真実。

見てきました。

予告を見てから見たいなと思ってたけど
まさか今週で終わってしまうとは思っていなく(笑)
唐突に思い立ってレイトショー見にいってきました。

おもっきりネタバレするので
観るから見たくないって方はここで回避を!


































簡単に言えば
家が葬儀場だった環境が故に、死に対して肝が据わってる青年が
自分の、神への信仰心の有無に悩み、結論を見出すというお話でした。

親元から離れたいだけの理由で遠く離れた神学校へ進学し
入学前から、卒業前に神父の道へは進まないと申請すると決めていたのですね。
けれど恩師から、熟考して悪魔祓師の講義を受けてから
もう一度考え直してみるのはどうかと勧められてローマへ行く所から始まります。

冒頭30分、この映画の看板俳優さんであるアンソニー・ホプキンスさんは出てこなくw
でも映像が魅力的で目の離せない30分でした。
どこも見逃しちゃダメだっていう雰囲気が漂ってて。
廃れた公園に転がる錆びたショッピングカートや
ひっかかってるビニールが風に揺れている金網越しに見る人の通らない街。
映し方というか、何でもない効果が、
これから起こる何かを予感させるように見えてしまって。

てっきりアンソニー・ホプキンスが悪魔祓いしてみせる映画と思ってたので
そこは地味にしてやられました。イメージっていけないですねw

全体の感想としては
キリスト、特にエクソシストが題材にされている映画の中では
地味に地味に語られていて、派手な演出はありませんでしたが
それ故、実在の人物・事実、を元に描かれているというのがリアルに思えました。
びっくりさせようとか怖がらせようという演出は感じなかった。
ただそこに、本当に存在する何かを、見えない人に見せようとしているような感覚を受け取りました。

私は日本人なので信仰心がどうかと言われると正直よく解りませんが
キリストにまつわる史実や聖痕などを疑う気持ちは無い感じです。
福音書についてもあらゆる説が映画化されているし
実在する現象を検証している本もたくさんあって
どれを信じどれを疑うべきかは解らないものの
そこにどうしようもない魅力を感じてしょうがない。
また一つ、残るものを見れた気がします。

急展開を期待しちゃったりお化け屋敷に入ってみような感覚で行ったら
がっかりするかもしれませんw
天使悪魔存在説や教会の抱える真実などが好きな方なら
ぐぐっと感じられる映画だと思います。



あっそうそう。
にゃんこがいっぱい出てきましたョ♪













水月陵