みっけな日誌。
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2007年05月13日(日) 明日、君がいない。

オフ繋がりの小説書きのN嬢に誘われて、久しぶりに映画鑑賞に行ってきました。

まぁー、なんていうのか、久しぶりですよね。見終わった直後に

金返せって思ったの。


多視点+時々挿入されるインタビュー形式という作りで、形としては面白かったし、キャラクター同士の関係とかが徐々に解き明かされて、それが少しずつ一本になっていくのも面白い。
でも、ラストのオチとしては、本当他に登場人物同様に 「どうして彼女が?」 とはなったんですけど、本気でインパクトない人が自殺するというオチだったんでなんだかなぁー。

映像的な面では本当綺麗だったと思いますねー。
特にキャラとキャラの視点が切り替わった瞬間とか、最初はちと迷ったけど三回目以降からはスムーズに見れた感じですし。
独特な雰囲気、美術的な印象はしっかりと映像の向こうから感じ取れて、その辺は本当監督とカメラ担当の技術だよなーっと思ったんですがねー。

登場人物一人一人が濃いんで、その繋がりが見えてくるとかなり面白い展開になってましたねー。ただ、その分だけに自殺したほぼ外野的キャラが本気で「アンタ誰?」になってたのが問題な気もしますが

ただ、要するにこれはエンターテイメント的な視点からすれば「なんでやねん、無駄に納得いかん」という訳で、逆に「世の中、誰が死ぬか分からない」というのをテーマにしたドキュメンタリー的な見方をすれば。納得……




出来るかぁぁぁぁぁぁーっ!!


となっていた訳ですが、N嬢も似たような状況だったらしく、その後は甘いモノを食いながら延々その映画をどうすりゃ面白くなったかを話し合ってみたりして一日が終わってました。

まあ、あくまで私はエンターテイメントを観るつもりで行ったから失敗した訳で、友達が自殺したという実話を元にしたという、この部分を重視して観れば、もう少しは苛立たず観れた作品ではないかと思うんですけどなー。

テーマは重くて、映像もそれなりに観れるさ。
やはり、金を出して楽しもうという姿勢で行ってしまった私としては、ちと残念な一本。


三家原 |MAILHomePage