Spilt Pieces
2004年12月02日(木) 
23回目の誕生日。
年を重ねる、ということが、どれほどすごいことなのか。
「おめでとう」の言葉に、感動する。
素直に、今年も生きて年を取れたことを嬉しいと思う。
強く、大地を踏みしめて、空を飛びたいと願わぬよう。
真っ直ぐ前を見ながら生きるのは、怖い。
だけど、それができるだけの強さを得たい、と思う。
痛みの記憶が、ただ痛いばかりで終わらぬよう。
たくさんのことを忘れながら、たくさんのことを忘れられずに、少しずつ時間を束ねて私になる。
今日の自分を、昨日より好きになれますよう。
明日の自分は、今日より好きになれるものとなりますよう。
時間や時代や感情の渦に、飲み込まれそうになる。
それでも、自分の足で歩いていける人間になりたい。
弱さを忘れずに、強くなる。
大切な、たくさんの人たちと、出会って別れてまた明日が来るのだ。


迷いながらでも構わない。
力強く、歩ける一年となりますように。
Will / Menu / Past : Home / Mail