Spilt Pieces
2004年10月20日(水) 
何かが足りない気はしていない。
満たされていると思う。
思っているだけかもしれない。
何を求めたいのか、自分でも分からないけれど、ただ時折、ひどく苦しくなる。
何かに飢えている。
それが何なのかが分からない。
色んなことが楽しい。
だけど、色んなことに冷めている。
素直に何かを欲しいと言えない。
幼い自分は嫌いだ。
自分の中で、言い訳ばかりが増えてくる。
周りは、私のことを勝手な人間だと思っているのだろうか。
好きなことばかりやって気ままなものだと。
好きなことがないから、迷いばかりで先に進む方法が分からないから、がむしゃらに動くしかない悲しさ。
毎日たくさんの我慢を重ねてしまうのは、多分、楽しそうな顔を周りへ向けるのが得意だからだろうと思う。
自分の中から生まれてくる感情が、分からない。
望みは、何だ?
何となく、不安になる。
いつも。


素直に泣ける自分ならよかった。
素直に笑える自分ならよかった。
素直に人を愛せる自分ならよかった。
もっと弱いか、もしくはとことん強い自分になれればよかった。
なりたい。
強がりばかり、うまくなる。
一人で生きることなどできるはずないのに、誰かを必要とすることもできない。
もっと鈍感になりたい。
もっと目の前のことだけを見て、先を考えない人間になりたい。
諦める癖など、いらない。


誰かが私のことを器用な人間だと言った。
不器用さを隠せる程度の器用さなど、強がりを助長させるばかりだ。
明らかに不器用だと分かる人が少し羨ましくなる。
同情が嫌いな自分が言うのはいささか変だと思うが。
笑っていれば、とりあえず表面的にはうまく生きていける。


好きな人に好きだと言うことができたらどんなにか楽だろう。
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