| Spilt Pieces |
| 2003年05月05日(月) 日々 |
| 最近、以前読んだサザエさんを引っ張り出してきて読んでいる。 今と時代は違うけれど、その分温かみがあって好きだ。 人と人の触れ合いが生き生きと描かれていて、ちょっとした失敗もいたずらも、全て微笑みながら読むことができる。 中にはホームレスや犯罪者といった、今の時代だと別の目で見られてしまう人々も、同じ空間で同じように人間らしさを醸し出しながら生きている。 テレビでも、サザエさんはずっと人気なまま。 読むたびに、その理由が分かる気がする。 今の時代に足りないものを、求めているという証拠なのだろうか。 平凡な人たちの、平凡な日常。 私はメディアが取り上げるのが有名になった人や大きな事件ばかりであることに反発を覚え、もっと身近にいるような人たちの生き様を伝えられるような仕事をしたいと考えている。 ただ、こういう話を読んでいると、ふとそうとも限らないのかなという気にもなる。 テレビはどこか遠くのことで、話のネタの1つとなるから今のままで。 日常は、ありふれた日々をそれぞれの人が大切にするという形で今のままで。 自分がこだわる理由さえも、見えなくなってくるような。 だけど、ありふれた日々が大切にされているかというと、近頃はあまりそうも思えなくて、ただその日その日を皆が自分を中心に生きているように感じられて悲しくなる。 結局、夢は変わらないということになるのだけれど。 それとも、私が見失っているだけなのだろうか。 とりあえず、道端で会った人に挨拶をすると不思議な顔をされることは間違いないのだろうなと思いながら。 きっと、私もそうだから。 |
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