advantage Lucy@代官山UNIT
2010年10月08日(金)
advantage Lucyのライブ、友人に誘われたので行ってみた。


入るとバイオリン+ピアノな感じ。花井 悠希という人らしい。物珍しく聞く。やっぱりクラシック畑の人々は違和感なく変拍子を組み込んでくるなあ。

お次がルーシー。あんまり音源も聴いたことがないし、ライブも勿論初めて。なにやら9ヶ月ぶりのライブということだったけれどすばらしい感じで。
ES(335?)使いの上手ギターさん、下手ギターさんはリッケンで、下手側奥にジャズベなベースさん。センターにボーカルさんとAKAIのMINIAK(たぶん)が置いてある構成。

テクニカルというワケではなく、独特の存在感を持つボーカルさん。低音域ではどことなく湿り気を帯びたかすれ方をする声で、高音域はエリクサーの弦のような薄い滑らかな膜をまとうような存在感。なかなか好みな歌声。
下手ギターさんがebowを使ったりドラムパッドを使ったり、ベースさんが途中MINIAKでベースパートを弾いたりとちょっと面白い事もしつつ、基本は歌モノの姿勢を崩さない。

ドラムも両端のギターさんもそういう中で分をわきまえた「外さない」プレーをしている中で、ベースのフレージングに好印象を得た。サウンド的にもフレーズ的にも中々存在感を持ったベースさんで、自分好みなプレイという印象。全体観を壊すことも無く良い具合で“歌っている”感覚は、ある種つまらなくなりがちな歌モノバンドの害を上手く消していたように思う。

新曲からの流れ(といっても個人的には殆どが初聴きなわけだけど)3曲くらいが非常に良かったなあ。
あまり知らないバンドとは言え、ライブには行ってみるもんだ。

その後2バンドはあんまり記憶に無い(ことにして)帰宅。