推 定 乙 女。



寒空の下でヘーゼルナッツ。

2006年12月23日(土)

ここに、「彼」のことを暫くの間書いてなかったから。
疎遠になったみたいに見えるかもだけど。
そんなことはなくって。
夏には飲み会をやって一緒に帰ったし。
たまぁにメールとか電話したりもするし。



それで今日も、仔犬くんと一緒に帰って。
あたしが久しぶりに「アイス食べたいー」とか駄々こねて。
「ぉごってー」「でも電車なくなるー]なんて言いたい放題して、無駄に横浜〜東神奈川を往復しちゃった挙句。


反町公園近くのベンチで、コンビニ調達のハーゲンダッツをはんぶんこ。
仔犬くんはちゃんと奢ってくれて、しかも「寒ぃじゃん」とか言ってたわりに食べてた。
ぁたしは代わりに缶コーヒーを買ってあげて暖をとって。
外は実はほんとうに寒かったんだけど、数十分、ふたりでだらだら喋ってた。


こんなふうにふたりきりでゆっくり喋るのは、たぶん9ヵ月ぶりとかなんだけど。
相変わらず話題は尽きない間柄で。
やっぱり、仔犬くんと過ごす時間は好きだと思った。
結局、クリスマスイブに日付が変わるくらいまでは一緒にいた。


東神奈川で下車したときは、適当にファミレスに入る予定だったんだけど。
突如、仔犬くんが文句言い出して。
「ていうか、オトモダチじゃん??彼女だったらワガママとか聞くけど、トモダチでしょ??(=なんでわざわざ付き合ってアイス奢らなきゃいけないの??)」なんて、何かヤケになったような言い方してて。
でも、そこであたしがむくれてみせたら、すぐいつもみたいに「ぁーいいよ。わかったよ」って苦笑しながら答えてくれたけど。

ただ、「オレにも色々あるんだから」なんて、独り言みたいに付け加えてたのは何だろうって、この時は良く分からなかった。


その後、「じゃあ来週ちゃんと食べに行こうよ」なんて。
またいつもの「信じていいのか分からない口約束」をされて。




その時は半信半疑だったけれど。




結論から言うと、「来週」はあたしにとって今年最後の特別な日になった。

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楠都奈 [MAIL] [HOMEPAGE]

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