2010年11月18日(木)  強いお姉ちゃん。
 
御ハナは名実共にお姉さんである。御ココの入院中にそれを決定付けるために、御ハナは今夜、歯磨き粉デビューをした。
 
私達大人は何の苦もなく歯磨き粉を使い歯を磨いているが、4歳児にとっては、喋らない飲み込まない吐き出さないと、かなり高度なテクニックを要求される。
 
「ハナお姉ちゃんだからできるもん」自信満々に始めたが、口の中で泡がブクブクするという始めての感覚に、歯ブラシを口に入れたまま意表を付かれた表情を浮かべ、泡を口の中に留まらせておくことができず、かといって飲み込まないよう言われているため飲み込むことができず、ヨダレを垂らすようにダラダラと唾液と液体になった歯磨き粉が出てくる。
 
「わかった? そんな簡単にお姉ちゃんになれるものじゃないんだよ。歯磨き粉はちょっと早かったね。まずはお片付けをちゃんとできるようになってからだね。片付けができるようになったらきっと歯磨きだって自分でできるよ。ちょっとずつちょっとずつお姉ちゃんになっていけばいいんだ」
 
御ハナは力強く「うんっ」と頷いて、とぼとぼと布団が敷いてある和室に行き、「うわああん!」と布団に顔を埋めて泣き始めた。よっぽど悔しかったのだろう。これからも頑張れ強いお姉ちゃん。
 

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