2010年11月16日(火)  頬の紙テープ。
 
入院2日目。御ココの病室に行くとベッドからベビーラックに移されて眠っていた。
 
おしゃぶりが取れないように頬の部分で紙テープで止められ、ベビーラックの電動スウィングの人工的な揺れで、強制的に寝かされていた。
 
何十人もの重い疾患を持つ患児がいる病棟で、看護師がゆっくりと親のように抱きかかえ、なだめるというのは無理な話である。私がもしこの病棟の看護師であれば、ためらいもせずこの電動ベビーラックを使用し、おしゃぶりを紙テープで止めるであろう。
 
でも、私は、今は御ココのパパである。
 
その光景は、この病棟では日常なのかもしれない。しかし私は御ココを抱き上げて泣き叫びそうなほどショックを受けた。起きたい時に起きていられて、おっぱいが飲みたい時に飲めて、眠りたい時に眠る。そんな当たり前の日常は、とても貴重で、本当に大切なものなんだと思った。
 
紙テープでおしゃぶりを固定されていた頬は、すでに少しかぶれはじめている。抱きかかえられて目が覚めた御ココは、私と妻の顔を見て、おしゃぶりをしないまま眠った。
 

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