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| 2010年04月06日(火) 我こそはウェットティッシュマン。 |
| 僕はやたらウェットティッシュを買ってくる。食事中、御ハナの口の周りが汚れたらウェットティッシュで拭き取る。ちょっと手が汚れたらウェットティッシュで拭き取る。洋服にソースなどがついたらウェットティッシュでパンパン叩く。 「あなた何? ウェットティッシュマン?」と、妻は何のひねりもないことを言うが、そう。我こそはウェットティッシュマン。小さな家庭の富の象徴。 僕の中で、ウェットティッシュという存在は富の象徴なのである。幼少の頃、ウェットティッシュが常備されてある家庭で育たなかった僕は、ウェットティッシュが置いてある友達の家に行くたびに、すげえなウェットティッシュ。最初っから濡れてるんだぜ。だいたいウェットティッシュを使用しなければならない対象は普通のティッシュで代用できるはずなのに、わざわざウェットティッシュを買うなんてどんだけ余裕がある家庭なんだと思い続けていた。 そして大人になって家庭を持ち、俺は小遣い制であまり余裕がないけれど、家庭全体として考えるとまぁまぁ余裕があるいわゆる中流家庭として維持できている。中流家庭として持たなければならないのはある種の余裕だ。よってウェットティッシュだ。ウェットティッシュだ。2度言っちまったが何度でも言ってやる。ウェットティッシュだ。俺は大人になってウェットティッシュを部屋に常備させる家庭を築くことに成功した。 タイムマシンに乗って幼少の俺に伝えてやりたい。大人のお前の家にはウェットティッシュが置いてあるぜ。水分だけじゃなくて微量のアルコールも入っている程度のいいやつだ。しかも聞いて驚くんじゃねぇ。ス ト ッ ク ま で 置 い て あ る ! 幼少の俺は大人の俺を見上げて呟くだろう。「あなた何? ウェットティッシュマン?」そう。我こそはウェットティッシュマン。小さな家庭の富の象徴。 |
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