2007年03月21日(水)  讃えて慈しんで。
 
春分の日。祝日法では「自然を讃え、生物を慈しむ」ことを趣旨としているらしいが、東京に讃える自然なんてものは探せばあるかもしれないが、うちの近所にはやたらでかい商店街しかない。春分の日。おすわりが安定してきた御ハナをベビーカーに乗せて近所のやたらでかい商店街の近所のちょっとでかい商店街に散歩に行った。
 
ベビーカーを押しながら、僕達はいろんなことを話す。新しい仕事のこと。理想的な育児のこと。今日の晩ごはんのこと。たい焼きという暖簾が見えて、僕が食べたいと言うと、私の方があなたより食べたいと思っている。いや僕なんて3つ食べようと思ってるけど実際5つ食べられる。私なんて店ごと食べられるわなんて、こんな会話をベビーカーに揺られて聞きながら、御ハナは育つ。
 
春分の日。祝日法では「自然を讃え、生物を慈しむ」ことを趣旨としているらしいが、東京で讃える自然を探すよりも、今ここにいる、妻と子という、なんだかまだまだよくわからないことが多すぎる生物を、心から慈しんでいる春近き午後。
 

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