2006年11月29日(水)  ベビカデヴュ。
 
そろそろベビーカー使ってみよっか。と、妻から提案。ベビーカーねぇ、まぁ物は試しで使ってみよっか。でも、「だめだと思うけど」と、語尾を2人揃えて言うくらい、御ハナはきっとベビーカーを嫌がると思う。抱っこしないとすぐ泣いちゃう子だからね。でもあのスリングっていう抱っこヒモはどうも肩が凝っていかん。短時間なら大丈夫なんだけど、長時間歩くとなると結構辛い。よし、今日はベビーカーでお散歩だー。
 
と、オムツを替えて外出用のおくるみに包んでいざ出発。大きくなった御ハナがこの日記を読むことがあるのかわからないけど、御ハナ。今日が君のベビーカーデビューだったのだよ。あの頃は泣いても糞もらしてもただただ可愛かった。それがあっという間にこんなに大きくなって。御ハナのウェディングドレス姿を見る日が来るとは。若い頃のママにそっくりだ。綺麗だ。綺麗だよ。って言うじゃなーい。でもワタクシ、あなたを嫁がせる気はさらさらありませんからーっ!
 
さてベビーカー。コンパクトに折りたたまれてあり、あまりにもコンパクトすぎて開き方がわからない。この前試したときはスムーズに開けたのに。あれーおっかしいなー。と、悪戦苦闘30分。ベビーカーが妻のイライラが頂点を迎えることを察知して、さっきまでの苦労はなんだったんだというくらいスムーズに開く。そしてようやく御ハナさんピットイン。いざ出発進行。
 
「……」
「……」
 
と、折角のベビーカーデビューだというのに、妻と僕、双方無言なのは夫婦仲が上手くいっていないというわけではなく、いつ御ハナが絶叫して泣き出すか戦々恐々と見守っているからである。
 
「な、泣かないねぇ」「な、泣かないわねぇ」と、ベビーカーを押す気弱な若い夫婦は肩を寄せ合って前を見ずに御ハナばかり見て歩いている。100メートル歩き200メートル歩き、結構な距離を歩いた。御ハナは時々目を開けてここはどこだという表情を浮かべるが、泣き出すことはなく小さな振動が心地良いのかすぐにウトウトして眠り始める。
 
冬が始まろうとしているのに、僕たちの周りはずっと暖かい風が吹いていた。
 

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