2006年11月01日(水)  ハナの下、腹の上。
 
最近の御ハナは、あの大人の布団以上の値段で購入したベビー布団13点セットで全く眠らなくなった。おっぱいあげてウトウトしても布団に寝かせた瞬間に体をモゾモゾ動かして数秒もしないうちに泣き始める。で、どうしたのーどうしたのーと抱きかかえると、腕の中で再びウトウトしはじめる。
 
赤ちゃんは背中の神経が敏感なので、布団に仰向けで寝かせるとすぐに反応してしまうと、妻がどこぞかの雑誌かウェブで収集してきた情報を教えてくれて、なるほどねー、それじゃあ寝ないはずだ。腕の中だとぐっすりなんだけど、それはそれで僕らがしんどいしね。困ったものだ。ああ困ったものだなぁ。と、心持ち大きな声で話しているのは、赤子は寝ている時も脳内で音を感じ取っているらしいというNHKの番組を見たという看護婦さんの話を根拠にしており、もしこの話を聞いているのであれば、パパもママもわたちのために苦労ちてるのね。たまにはあの冷たい布団で寝てみようかちら。と、御ハナが感じ、親孝行の素直な子になるかもしれんと再び布団に戻すとワァァァンと泣き出す。
 
しかしお腹の上だとぐっすり眠る。最近の御ハナはおっぱい欲しい時や失禁した時以外は、僕か妻の腹の上に腹這いになってぐうぐう寝ている。ちょっと布団に寝かせると瞬く間に泣き始めるくせに、腹の上にいる時は、僕が喋っても笑っても咳しても、時々頭の位置を替える以外は微塵も動かない。幸せそうに、僕や妻の心臓の音に耳を澄ますように静かに寝息を立てているのである。
 
というわけで御ハナが腹の上で寝るということは、常に僕が妻の行動が制限されているということで、御ハナを腹の上から降ろすと決まって泣き出してしまうので、御ハナが僕の腹の上で熟睡していて妻が買い物などで家を外す時は、手が届く範囲に小説や新聞、リモコンなどを設置しないと僕は何もできなくなるのである。
 
だけど何もできなくても、腹の上の我が子の寝顔を見るだけで、ただそれだけで幸せなのである。
 

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