2006年08月01日(火)  君とチクタク。
 
先月、お互いボーナスが出たので、「何か買い合いっこしよう」と妻が提案し、「買い合いっこ」という言葉に言いきれぬトキメキを覚えた僕は二つ返事で承諾。池袋まで買い合いっこに出掛けた。
 
妻は時計が欲しいという。どんな時計かもう決めてるの? と訊ねると、もう決めているという。そしてまぁ予想はしていたのだが、決めていると言っていたにも関わらず、隣の芝生、隣の隣の芝生、隣の隣の隣の芝生が青く見えて迷い放題。どれにしよっかなー。やっぱこれにしよっかなー。なんてクネクネしながら逡巡している。
 
僕は、僕は、僕はというと、あのー、あれだ。30歳になってしまったのだけどもね。いつまでも童心を忘れないって意味でね。ニンテンドーDSが欲しいのですよ。お前ゲームばっかりって言われるだろうけどね、じゃあ小説買ってよって言ってもあれでしょ。そんな安いもの自分で買えばいいじゃないってなるでしょ。だから小説は自分で買います。ニンテンドーDS。大人の脳力トレーニングとか流行ってるでしょ。やってみたいんだよねー。あ、時計決まった? これ? いいねー洒落てるねー。じゃあこれを買って差し上げましょう。
 
「うん。ありがとう。結婚式の記念でね、この時計にしたの。これからあなたと同じ時間を刻んでいくのよ」
 
と、チョー現実主義者の妻が珍しくロマンチックなことを言うものだから、僕の頭の中の消しゴムによってニンテンドーDSが雲散霧消。同じ時間を刻んでいく。ええ言葉や。ニンテンドーDS買っても脳は若返るかもしらんが妻と同じ時間は刻めない。よって僕も時計が欲しい。ということで僕も時計を買ってもらいました。ワインレッドの文字盤のお洒落なやつ。大切にします。
 

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