2002年08月02日(金)  大舞台。
ショックな事があったので、今日はショックな事を書きます。
むやみに涙を流したくない人は、今すぐ「月間男心」でもクリックするといいです。
 
元はと言えば、やはり僕が悪いんだと思う。
僕の欠点は、相手のことについてあまり訊ねないことなんだ。
相手の女性の年齢とか、苗字とか、仕事とか。
聞くのはせいぜい趣味くらいで、趣味さえ合えば万事OKだと思っている。
まぁ今までの経験からして万事OKじゃないということぐらいわかっているんだけど。
 
兎に角、年齢とか、苗字とか、仕事とか、好きな食べ物とか、愛用しているナプキンの種類とか
そんなものは僕には全然関係ない事柄なんだ。
別に年齢と付き合っている訳じゃないし、苗字を好んでいる訳でもないし、ウィスパーが大好きな訳じゃない。
 
だから僕はいつものように訊ねなかった。
彼女の年齢が28歳だということも、パートのOLだということも、サラサーティを愛用しているということも知らなかった。
そして、ここから述べることが今回の最大であり絶望でありショックだったことなんだ。
 
僕たちはもう、随分仲が良かった。
周りの誰が見ても僕が苗字も年齢も知らないことを除いては関係が日増しに進展していることは明らかだった。
長電話もしたし、一緒に食事にも行ったし、酔った勢いで部屋に誘ったりもした。
いや、それは断られたんだけどね。それが問題なんだ。
いや、問題と言っても、生理中だったとかサラサーティが残り1個とかそんな生々しい問題じゃないんだ。
もっと切実で深刻で決定的な問題だったんだ。
 
僕が部屋に誘ってから、彼女は何かを考えているようだった。
何かと葛藤しているような、何かを憂慮しているような、そう、何かを天秤にかけているような。
そして僕は、そのかけられた天秤の向こう側に負けてしまったんだ。負けて当然だよ!
 
「あのね・・・実は、私、え・・・と、今、別居してるんだけどね・・・旦那がいるの」
 
僕の慎ましい人生の舞台に再び既婚者登場!
一番大切な事をいい気分になってバーを出た後に告白するなんてひどいよ。
そんな波乱ばかり呼ぶ人生の舞台なんて僕は必要としてないんだよ。
そんな舞台に立たなきゃならない役者だったら僕は自らその役を降板しちゃうよ!

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