2001年02月02日(金)  食の個性。
今日は山芋をタンザク切りしてワサビであえて醤油をかけて食べた。

そういえば、ごく最近まで山芋を食べれなかった。

幼い頃、山芋を食べた後、口の下が痒くなったのがきっかけで嫌いになった。
何しろ、物を食べて痒くなるという経験がなかったので、幼い心に山芋は恐怖の対象になった。

時は流れて、高校生。
なぜか未だに山芋を食べれない私がいた。
山芋で痒くなるのは口の周りに山芋がつくからであって、高校生くらいの年代では口の周りに山芋をつけずに食べることができる。
だが、しかし、食べることができなかった。

食べることのできない理由とは、山芋以外、嫌いな食べ物がなかったのだ。

だいたい皆、嫌いな食べ物が一つや二つある。ピーマン嫌い。魚が嫌い。チーズが嫌い。等等。

だがしかし、私には山芋以外嫌いな食べ物がなかった。
山芋まで食べれるようになったら、私の中の嫌いな食べ物が消えてしまう。

一大事だ。

何でも食べれるってことは何だか単純なような気がする。
ピーマンが嫌いな人は、「ピーマンが嫌い」という個性が発生する。

このままでは食べ物に関する私の個性が消失してしまう。

ホントに一大事だ。

こりゃ、頑張って頑なに山芋を食べることを避けなければならない。美味しそうなのに。

そのような理由というか、もはや岩のように硬いこだわりで山芋を食べることを避けてきた。
私の中の食の個性を守るために。

ごく最近まで。

そのこだわりが消えたのはいつだろう。
残念ながら覚えてない。ごく最近というのは確かだが。
おそらく居酒屋あたりで酔っ払って食べてしまったのだろう。
そのような理由で、現在は平然と私の食卓に並ぶようになったのである。

お陰で私の中の食の個性は皆無となってしまったわけだが。

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