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| 2001年01月24日(水) 赤い小鳥。 |
| カゴの中の赤いインコが言いました。 「一度でいいからあの青い空を自由に飛んでみたい。」 飼い主が言いました。 「では飛んでくるが良かろう。」 赤い鳥はカゴから解き放たれました。 今日から自由です。大きな空、白い雲、大地の匂い、何もかもが新鮮です。 「今日から自由だ。毎日カゴの中から太陽が昇って沈んでいくのを見てるだけの生活じゃないんだ。」 青いカラスが話し掛けてきました。 「エサはどうする?もう飼い主はいないんだよ。」 「平気さ。山へ向かうと木の実が熟ってるだろ。」 緑のハトが話し掛けてきました。 「今は冬よ。どこへ行ってもエサなんてないわ。」 「平気さ。川へ行くと魚が泳いでるだろ。」 黄色のスズメが話し掛けてきました。 「川の水は冷たいよ。」 「平気さ。飼い主さんの冷たさに比べれば。」 「飼い主はいないし、今は冬だし、川は冷たいよ。」 青いカラスと緑のハトと黄色のスズメが一緒に言いました。 赤いインコはしばらく考えてから何処かへ飛んでいきました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ただいま。」 「おや、早かったねぇ。」 「お腹空いたよ。エサちょうだい。」 「よしよし、ちょっと待ってな。それにしても戻ってくるのが早かったねぇ。」 「川の水よりもアナタよりも世間の方がずっと冷たいってことがわかったからさ。」 |
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