2001年01月07日(日)  昔と今と男と女。
ある女友達から電話がかかってきた。

「ねぇ、彼女できたってホント?」
「うん。」
「知らなかった〜。」
「教えてないから。」
「なんで電話してくれなかったの?」
「わざわざ君に電話してもしもしぃ彼女ができちゃって今、天にも昇る気持ちなんだ。って言えばよかったの?」
「またそういうこと言う。」
「そう言われると思った。」
「ほら、アレでしょ。彼女できたこと広まっちゃうといろいろ困るんでしょ。
学生の頃いろいろあったから。」
「いろいろないよ。僕は僕だし、浮いた話なんか一つもなかった。
周囲が良からぬウワサを立ててただけじゃないか。
彼女がいるって皆に知ってもらっても僕は全然構わない。」
「ふ〜ん。」
「何だったら明日の新聞広告に掲載してもいい。
彼女ができました。みなさん祝ってください。って。」
「またそういうこと言う。」
「そう言われると思った。」
「ま、とにかくオメデトウ。学生の頃あんなだったからもうてっきり女嫌いになってんのかと思った。」
「女性恐怖症は相変わらずだよ。常に女性の影の部分に怯えてるような感じは相変わらず。」
「ま、とにかくオメデトウ。これからはまっとうに行きなさい。」
「今までもまっとうに生きてきた。」
「結構。」
「結構。」

そういうやりとり。女性恐怖症は相変わらずである。

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