麻綴り
DiaryINDEXpastwill


2003年02月21日(金) Yちゃんが……!

娘の幼稚園のお友だち、Yちゃん。
生まれつき呼吸に障害がある女の子で、喉に通した管から呼吸しています。娘と同じ年長さんです。

今日の昼前、幼稚園から緊急連絡網がまわってきました。「Yちゃんが、管がとれてしまって病院に運ばれたんだけど、危ない状況で……ほかのお子さんたちは、すぐに帰宅することになったので、お迎えに行ってください」

Yちゃん……!
昨日もお迎えの時に一緒になって、お話ししたばかりだったのに。
口からほとんど息が出ないので、はっきり声は出せないのだけれど、かすかに囁くような話し方で話していて「ああ、ずいぶん聞き取りやすくなってきたなぁ、よかったなぁ」と思ったところだったのです。
どうして? どうして? 何があったの?
疑問と心配で頭をぐるぐるさせながら、慌てて幼稚園へ向かいました。

結局、どうして管がとれてしまったのかはわからないということでした。外で遊んでいて、苦しくなってお部屋に戻ってこようとしたらしく、部屋のちかくまでたどり着いたところで、先生の顔を見てそのまま倒れてしまったようです。そのときにはもう、管はとれていたということです。
管がとれると呼吸ができません。どれくらい呼吸が止まっていたのか、先生たちにもわからないそうです。すぐに救急車はきてくれたということですが。

  ***

幼稚園で娘をひきとり、今日は3時過ぎからスイミングなので、それまでの時間を過ごすために、近くのグリーンセンターへ行きました。
娘はYちゃんをとても心配して、「もう5回くらいお祈りしたよ」と言っていましたが、やはり子どもなのでちょっぴり論点がずれていて、「Yちゃんが死んじゃったらどうしよう……4人しかいない年長さんがひとり減っちゃうよ」などと言っていました。

グリーンセンターで温室などを見て、梅の花を見ながらお弁当を食べて(今日から娘は2段弁当です)、園内のミニ鉄道に乗って、遊具広場で遊んで……。
青空のもと、元気に遊び回る娘を見ながら、私はずっとYちゃんのことばかり考えていました。

3時過ぎに、スイミングのために園に戻ってみると、娘の担任の2人の先生方が病院から戻っていらしていました。
Yちゃんは、呼吸が戻って、まだ朦朧としながらも、先生たちがわかったようだ、ということでした。
よかった……。
それをきいて、涙が出そうになるほど嬉しかった。
あとは、後遺症があまりないことを、今後の回復がいいことを祈るのみです。

  ***

というわけで、大変な一日でした。
スイミングの後、買い物を終えて帰宅したときには、もう日は暮れていました。
そういえば寝不足だったこともあって、帰宅後はグッタリしてしまいました。
でも、Yちゃんが助かってよかった。そのことだけでもう、ホッとして……。

人のいのちって、大切ですね。
子どもを持つといっそう、そう思うけれど。
生きてるってことは、あたりまえのことではないんだなぁ。生かされているんだなぁ――などと、改めて考えさせられました。


麻 |MAILHomePage

My追加