文字姫
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あなたはあたしのために。→→→2004年05月23日(日)
今日生理がきた。

今回、3ヶ月弱生理がこなくて、だけど私は妊娠検査薬を疑っていなかったから、不安は正直薄かったんだと思う。

もちろん不安だったけど、不安だったからこそ余計に、考えないようにしてた。
考えたくなかった。

産婦人科に行って、「妊娠ではないですよ」、「じきに生理はきますよ」と言われることで、私は少しくらい安心できるかもしれないと思ったけど、そんな安心金払ってまで必要としてなかった。

妊娠だけじゃなくて、少なくてもどこかに何らかの異常があってのことなんだろうから、それは知りたかったし、万一の妊娠よりそっちのことが気がかりだった。

でもほんとに早い話考えたくなかった。

自分が悪いんだから仕方ないだとか、誰に話せばいいのとか、先輩なんかのためになんでこんなことになってるのとか、どうすればいいとか、全部考えたくなかった。

それに、先輩のことで自分の身体に異常がおきて、それを超えるために自分で行動して、少しでも何かを犠牲にして、傷つくのも、考えるのも悔しかった。

だから逃げてた。
自分の身体のことなのに逃げてしまった。

それでも、結局はきたから、よかったねで終わるかもしれない。
でも今回のことで、私の中で変わったこともあった。

私のことを本気で心配していた友達がいた。

確かに、その子は元々特別大切な友達だったけど、ここまで純粋に、真剣に私の身体だけを心配してくれたのは、その子だけだったように感じた。

「生理こない」って私が言って、「大丈夫?」ってみんなって返したし、心配してたと思うけど、けど私は別に、同情してほしかったわけじゃなかったし、第一本当に心配してるだなんて受け取れなかった。それは私がその友達に言われても同じことだったかもしれない。

中にはネタみたいにした子もいて呆れた。
もちろん信頼してる友達だから話したけど、私を励まそうとして言ってるのかもしれなかったけど、でも私はひいた。

「もうこないんじゃない?」とか、「妊娠してるんだって!」とか、そういう言葉を口に出すことにひいた。完璧にひいた。

そういうのと比較してっていうわけでもないし、正直、産婦人科に行く気のないときは、彼女の心配が少しうざかったときもあったけど、今になって思えば、あの子の言葉は心配のかたまりだった。

「妊娠してなければどうでもいい」って言う私に、「けどそのことで何か異常があってきてないんだから、調べなくてほんとにいいの?」って言ってくれて、それについて私は考えたし、彼女の真剣さも伝わってきた。

自分で勝手に生理こないって言ってるだけなんだから返す言葉にまでケチつけんなって思うかもしれないけど、だけど私はそれで彼女の強い愛を感じたのは確かだった。

彼女が前よりもっと大切になったし、やっぱりこの子だなぁって、思った。

生理がきたときもこの子にいちばんに伝えたかった。
すぐにメールすると、その子は模試が終わってからすぐ電話までしてきてくれた。



やっぱあんたが大事だって思うよ。
ほんとに思った。

正直あんなに心配されるとは思わなかった。
あんなにあたしのことを純粋に心配してくれるとは思わなかった。

あたし以上にあたしの身体心配してるあんたに、初めてまともに事の重大さを感じたりもしたよ。

ほんとに感謝してる。
ありがとう。

あたしは、あんたが同じ事を言ってきても、きっと同じように心配してあげれなかったと思う。

あんたが悪いんじゃんって思っただろうし、あんた相手だったら、それを口に出しちゃうかもしれない。

ごめんね。
あたしはいつもあんたへの愛より自分のプライドが勝っちゃってるね。

ごめん。
ほんとにごめん。

大事だとか必要だとか言いながら、あたし自分のことばっかだね。
変な話だけど、もっと優しくできるようにするから。


あたしが今ここを離れることでいちばんの未練は、あんただから。




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