文字姫
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人間・失格。→→→2003年11月13日(木)
友達と野島伸司の人間・失格を見た。

キンキのキスシーン目当てで。

半年ぶりくらいに見たし飛び飛びだったしそこまでまじで見入ったわけじゃないけどやっぱり重くてテンションが下がった。
重いなぁこのドラマ。

キンキは初々しくて可愛かったしキンキにそこまで染まってなかった前回見たときも思ったけど剛さんの泣きの演技はすごかった。

前回は内容があまりにも強烈だったからただショックで影響されてたけど、今回は前回よりは冷静に見れたと思う。

最低な環境で、最低な状況で、最低な人間に囲まれて生きて死んでいく少年の話だから、そもそも実際こんな状況にはまずならないし。

ここまで手の込んだ大きなひどいいじめも、あまりにもひどすぎる教師の体罰も、よくできた息子をなぜか信用しないで追いつめる親も、愛してるのに裏切られたと思って裏切る友達も、普通に考えれば誰かひとりくらい助けてくれる。

だけどそれが全部絶望的なときにどうなるかを描いたドラマなんだと思う。

学校でひどいいじめにあって、教師には体罰を受けて、担任は頼りなくて、自分を殺そうと仕向ける教師もいて、家に帰れば親は信じてくれなくて、唯一の友達まで敵になってしまう。
無理があるくらいにすごい設定だと思った。

半年前、私がこのドラマを初めて見て感じたことは、すごく気分は沈んだし、ずっと影響され続けてたけど、だけど誰でも感じるような「かわいそう」でしかなかったと思う。

剛さんが演じる誠がいじめられるシーンは見てられなかったし、表情が褪せていくのも、手紙の内容も、死んでいく場面も、久しぶりに泣きまくりながら見た。

一言で言えば「かわいそう」だとか「泣ける」だけど、そういう表現は使いたくなかった。

人間失格なのは、息子が殺されたからと言って人間を殺してしまった父親のことだみたいなことを野島伸司は言ってたみたいだけど、どう考えてもあのドラマに出てくる人間はありえないくらいクズばかりだった。

いじめる人間も、体罰教師も、気づかない教師も、関心がない学校も、仕向ける教師も、裏切る友達も、信じない父親も、クズで、人間失格だった。

だけどなんだかんだ言って、体罰教師は死んだし、仕向けた教師も死んだし、裏切った光一さんが演じた留加も、いじめた子もおかしくなった。

誠はすごくいい子だったのに死んじゃったからかわいそう。
なんで誰も助けてあげないんだろう。
なんで信じないんだろう。
誠が死ぬなんてひどい。
誠が死ぬなんてかわいそう。
結局はこれが感想だと思う。

前に見たときの感想を読んだけど、私は、「面白かった」と言っていた。

確かに間違った表現はしてないけど、すごい言葉で片づけてたと思う。
全然覚えてなかった。
2巻で誠の死を見た後にはさすがに「面白い」で片づけてはいなかったけど。

思春期だとか、ああいう時期に考えすぎてしまうとこうなるんだろう。私もまだこの範囲の人間だ。って、言ってたけど、それどころか、私は今すごくそんな人間だ。

一人の人間に影響されてこうなることなんて全然考えてなかったんだろうな。
バカみたい。
それくらい一人の人に人生を左右されてしまった。

時間が経てば人間の考えなんてそこそこ変わってしまう。
同じ話を見ても感じるものが違ってくることもある。
例えば私は過去を恥ずかしく思うことが多い。

好きだった人も、付き合った人も、残した言葉も、今はもう恥ずかしいと思うことがほとんどだし。

私があなたを恥ずかしいと感じるのがいつにせよ、だけど、今は今でしかないから。

だから今はあなたが好きで、あなたに左右される自分でいいんだと、思いたい。

人間・失格を見て、友達の家からの帰り道で。

大場誠は死んだけど、堂本剛は生きてるんだよなぁと思った。










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