文字姫
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錯覚でできた感情。→→→2002年07月08日(月)
少し以前に、同じクラスの男子に告白されたことがある。

中3の終わり。
その時隣の席の男子だった。

告白される前から相手の感情には感づいていて、更に友人や周りの噂もあり、告白は近いと確信させられていた。

それでもそのあからさまな態度に、見て見ぬふりを苦しいながらもだいぶしていた。

話が際どくなると流して、なんとなくシカトして、相手には悪いことをしたかもしれない。

正直、かなり悩んだ。
本当に困った。

その男子のことは、友達として好きだった。
でも恋愛感情は微塵もなく。

だからどうやったら傷つけずにフルことができるかなんて、そればかりずっと考えていたのを覚えている。

友達を失いたくないという思いと、気まずくなりたくないという思いから、告白をさせないような方面にもっていくのがいちばんだとしか判断できずにいた。

だけど曖昧な相手の態度と、曖昧な自分の接し方に、更に少し戸惑い、悩んだりもした。

恋愛感情はないとはっきりわかってはいても、その人のことばかり考えていた時期がある。

結論的にいえば、その友達には結局告白をさせてしまい、断った私を尚も好きだといい続けるその人に、嫌気がさし、苛々して、冷たくあしらった。

終いに向こうは私に対する愚痴を直接私にいい始め、辛い、苦しいと自分を悲観し、それでもしつこくいい寄って、些細なことで急に泣き出し、最後には私を極端に避け始めた。

でも、私に対する愚痴にも私は耳を貸さなかったし、辛い苦しいという言葉にも、動揺するどころか冷たく返事を返していた。

些細なことで泣き出した相手のことも、斜め前の席の男子と2人、どうしたのこいつ、という風な感じでしか見なかった。

くっついていた隣同士の机を離されたり、あまりにもわかりやすく極端にシカトされ始めてからも、こっちだってお前と話なんてしたくないと、気にしなかった。

「好きな人がいるだけで俺は幸せだ」
「だからお前が幸せなら俺は幸せだ」

本気で吐き気がした。
笑い飛ばすこともできいほどに軽蔑した。

嘘ばかりだ。
じゃあどうして私をシカトした。
どうして私を困らせた。
どうして私を好きになった。
こんなくだらないお前の1人善がりに付き合わされて最高に最悪な気分だったよ。

私の幸せがお前の幸せのわけがない。
だいたい私の幸せがなんなのかなんて、お前にわかるとでも思ってるのか。
いい加減にしろこのガキが。
いい加減にしろ。巻き込むな。

一言でいえば、嫌いになった。

好きだという言葉をいわれるのもすごく腹が立った。
お世辞や、おだての言葉にもすごく苛々した。

相手が真剣なんだというのはわかっていた。
だけどそう思い込んでいる相手を、私はバカだとしか思えなかった。

私の何を知ってる。
私の何が好きだ。
イメージで感情をつくるな。

あれだけ関係を守ろうと悩んでいた自分が惨めにさえ感じた。
大嫌いだと思うことにしたのは、正直その腹いせでもあるんだと思う。

どうして今日急にこんなことを書いたかというと、思い出したからというだけじゃなくて、例えば1日中考えている人がいたとしたって、それが好きな人だというわけじゃない、ということに気付いたからだ。

好きな人はいたことがあったはずなのに、その感覚もいまじゃ思い出せない。

それと同時に、常に思っていた。

私の何を知ってる。
私の何が好きだ。
イメージで感情をつくるな。

これは、今の恋人にもいえることだと。

そして、例えば1日中その人のことばかり考えていたとしても、その人のことを好きだということには繋がらない。

これも、今の自分自身にも再びいわなくてはいけないことだ。

結論は出せずにいるけど。
つまりはわかっているんじゃないかということ。

不安定な感情なんて、結局は肯定したいのにできないというものでしか、ないのならば。












近況。
学祭の準備忙しいでス。
しかも無駄な時間。最悪。
彼氏も電話で愚痴る愚痴る。
だったら責任者なんてやんなきゃいいのに、なんて。
いえるわけないけど。

笑いと動揺がこみ上げてきた英語の授業時間。
やっぱり駄目かも、と思った芸術の授業時間。
少しやっていけそう、と思った放課後。
そんなこと私にいわれたって、と思った帰宅後の電話。
「藍、好きだよ☆」、のメールには、本当に動揺しました。
笑えばいいのか、呆れればいいのか、ときめけばいいのか。
その照れ隠しの星マークは、私には通用しなかったみたいなんでス。

疲れ。
疲労。
寝てるばかりの私にだって、あるよ。


予定。
今日出来なかった買い物。

サンダル、服。
クレープ、牛丼。
浴衣。




++++++++++

恋愛に対する無謀さが消えて、価値観も変わったら、そこには淋しさだけが残る。

そうして人は時間の経過と共に変わっていって、冷たい大人になるのだとしたら、それはきっと悲話だ。

恋愛への考えの変化。
失っていく、無邪気さや素直さ。

これ以上に、私が泣ける設定はないかも知れない。

自分自身に足りない、無謀さ。







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