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マリアビートル


伊坂幸太郎 著
「マリアビートル」

ものすっご〜〜〜〜〜〜く面白かった。

580頁程あったのだが
あっという間、2日で読んでしまった。

2日で読んだことなんかはどうでも良い。
それだけ、面白すぎて一気に読めたという事で。

3分の2くらいまで読み終わった時
初めは超面白かったが、、
この展開を超面白いと言って良いのかと思えるような
ひどい方向に行き、このまま行くのは勘弁してくれと
思っていた矢先
今までの伏線を全て回収する展開が始まり
夜も遅くなっていたため
眠りかけていた俺を寝させず
眠気も吹っ飛ぶ面白さで
最後の最後まで楽しめた。

まさに
読みごたえのある本とはこのことだと思った。

最後の最後まで丁寧に物語を締めくくられており
途中では思わず爆笑してしまうシーンもあったり
腹の底から憎たらしい人物もいたり
個性的な登場人物(ほとんど殺し屋)がみんな濃いキャラで
いい味を出していて性格がバラバラでミステリーでもサスペンスでなく
登場人物に魅せられて話の展開にどんどん乗って行く感じで
まぁ〜面白かった。



小説家ってすごいな、物語の構成力とか凄いな。
編集者の力ももちろんあるんだろうけど。
編集者って音楽で言えばプロデューサーだもんね。

今って、昔の小説家みたいに
「名作」と呼ばれる扱いがされないような気がするけど
(それだけ、昔と違って小説が出すぎているのかもしれないが)

まだまだ、今の時代も「名作」は沢山あるんだと思う。
伊坂幸太郎は年齢も近いし、近い年齢でこんなすっげ〜面白いの書く人いるんだな〜。
他にも沢山、本を出しているようだから、また読んでみよう。

見たいテレビも無いし、
本が面白い。




2020年05月25日(月)

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