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リマスターは買うべきだった


BOB DYLANの「Blonde On Blonde」
CDリマスター版を買った。
最高の一言に尽きる。

音が生きてる。
生きた音が、スピーカーから放たれる。
何もコーティングされていないかのごとく
その場で演奏されているかのごとく
音がすごそこにある。

1990年代、10代の時に買った
リマスター前の「Blonde On Blonde」とのえらい違いに
ただただ、今回のリマスター版の音に
俺はえらく幸せな気持ちになっている。

隠れていた、音の質、ミュージシャンの息遣いまでもが蘇り
眠っていた音がここで生き返った。

灯台下暗し。
宝物が、このリマスター版にあった。




1曲目「雨の日の女」音が鳴った瞬間、今までの音と違うのが
すぐわかった。

2曲目「プレッシング・マイ・タイム」渋すぎる。かっこよすぎる。
スローでギンギンなBLUES。ぶっ放してる。

3曲目「ジョアンナのヴィジョン」気だるくもあり美しいメロディー
ミディアムスローのDylanロック。かなり気持ちい。
しかしこの曲は、この前買ったカナダ版、別ミックスの方が
さらに良し。

4曲目「スーナー・オア・レイアー」が流れている時には
部屋で腰をフリフリしながら一緒になって
歌った。

5曲目「アイ・ウォント・ユー」の時には
頭を揺らしながら、ちっちゃくジャンプして唄った。

6曲目「メンフィス・ブルース・アゲイン」
もうこうなりゃ失神だ。

7曲目「ヒョウ皮のふちなし帽」Dylan流超BLUES。
惚れちまうやろ。もっと来い。もっと濃い。ギンギンに来い。
首をフリフリ、親指をパチパチ。酒が進むやろ。

8曲目「ジャスト・ライク・ウーマン」言わずもがなの名曲。
一緒に口ずさむ「ジャスト・ライク・ウーマン」
悲しい歌だが、優しい目で見てる 愛情のある歌
ありがとう。

9曲目「我が道を行く」ゴリゴリと転がるサウンド。
骨太なサウンド。ゴツゴツと闊歩し生き生きとしたサウンド。
歌詞を見ると、ちょっとまた違うのがまた良い感じ。

10曲目「時にはアキレスのように」ゆ〜ったりとした曲。
ここでちょっくら休憩や。

11曲目「アブソリュートリー・スイート・マリー」軽快なPOPなミュージック。
リズムに合わせ指をパチパチ、足踏み、腰をフリフリ。

12曲目「フォース・タイム・アラウンド」ワルツ。心地よい3拍子。
非常に心地よい。

13曲目「5人の信者達」ボリュームが上がる。かっちょえ〜〜〜BLUES!
頭も、首も、腰も、足もフリフリ。指もパチパチパチパチパチパチパッチン。
この曲のブレークのところがたまらな〜く好きであります。
バックに聞こえるマラカスの音もとてもイカしているでござる。

14曲目「ローランドの悲しい目の乙女」長い!!!!
でも、この曲が最後だから、またそれが乙なのだ。


Dylanがこのアルバムについて

「頭の中に聞こえてきたサウンドに一番近づいたのは『Blonde On Blonde』に
収録されたそれぞれの曲だ。あの薄くて自由に動き回る水銀のような音。
どんなイメージを呼び起そうと、金属的で黄金に輝いている、、、、
それまでずっと作り出すことができなかった音だった」

と語っている。




かっこいいDylan


当時、世界初の2枚組アルバム。


最高にイカしてる。



2020年03月18日(水)

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