朝、目が覚めて気がつけば WILLIAM BELLを手に取っていた。 優しい歌声に包まれ 癒されたかった。 聴き終わった後 真っ直ぐで正直な 熱い魂に触れたくなった JAMES CARRを 聴き終わる頃 家族全員が それぞれ用事があり みんな出かけて行った。 AM10:00 家の中は私一人になった。 窓ガラスを閉めた。 JIMI HENDRIXのLIVEアルバムに手が伸びていた。 CDをセットしていた。 私はニンマリしていた。 右手でつかんでいる ボリュームのツマミを一気に時計周りに回した。 音がぶっ放された。 体が喜んでいるのがわかる。 間違っていないと言われているかのうようだった。 さらに ボリュームを上げ 立て続けに聴いた。 音が鳴った瞬間、背筋が伸びた。そして腰にきた。 缶ビールをプシュッと開けた。 体ごと吹き飛ばして欲しい 刺激が欲しい どうしてうまくいかないんだろ 体を張ることもできず 逃げ場もなく だからとて暴れる必要などなく 自分を戒める試練の時 部屋の隅で一日をやり過ごす 大音量に包まれ 丸まって縮こまり ずっと思い浮かんだ言葉を連ねていた 何をしていたいか わからずギターを搔きむしっていた その時 家のインターフォンが鳴った
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