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朝、目が覚めて気がつけば
WILLIAM BELLを手に取っていた。
優しい歌声に包まれ
癒されたかった。



聴き終わった後
真っ直ぐで正直な
熱い魂に触れたくなった



JAMES CARRを
聴き終わる頃
家族全員が
それぞれ用事があり
みんな出かけて行った。

AM10:00
家の中は私一人になった。

窓ガラスを閉めた。

JIMI HENDRIXのLIVEアルバムに手が伸びていた。
CDをセットしていた。
私はニンマリしていた。
右手でつかんでいる
ボリュームのツマミを一気に時計周りに回した。



音がぶっ放された。
体が喜んでいるのがわかる。
間違っていないと言われているかのうようだった。


さらに
ボリュームを上げ
立て続けに聴いた。

音が鳴った瞬間、背筋が伸びた。そして腰にきた。
缶ビールをプシュッと開けた。

体ごと吹き飛ばして欲しい
刺激が欲しい
どうしてうまくいかないんだろ
体を張ることもできず
逃げ場もなく
だからとて暴れる必要などなく
自分を戒める試練の時



部屋の隅で一日をやり過ごす
大音量に包まれ
丸まって縮こまり
ずっと思い浮かんだ言葉を連ねていた

何をしていたいか
わからずギターを搔きむしっていた

その時
家のインターフォンが鳴った




2019年10月14日(月)

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