その歌声を聞くと
「屈しない心」が伝わってくる

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「IDIOT WIND」
邦題「愚かな風」

作詞：作曲　BOB DYLAN

（中略）

愚かな風、君が口を動かす度に吹く
君は愚かだな
まだ君が呼吸の仕方を知っているのが
不思議だぜ

（中略）

お墓な風、君の歯を動かす度に吹く
君は愚かだな
まだ君が呼吸の仕方を知っているのが
不思議だぜ

（中略）

俺は裏切られ
そうしてやっと自由になったんだ
俺は君と俺を隔てる境界線にいる吠える獣に
さよならのキスをしたんだ

君にはわかるまい俺の苦痛と克服してきた痛みを
それなら俺も同じで
君の尊さ、思いやりがわからない
それが本当に残念なことだ

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いろんな解釈ができる曲だ。

マスメディアに対する歌
嘘つきな先輩に対する歌
恋人への女々しさ溢れる歌
世間と対峙している孤独な歌

どいつもこいつもホラ吹きだ
好き勝手なこと言って
歯を動かす度に、愚かな風が吹いているの
気づかないのかい

と言っているかと思えば


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（中略）

俺らを引きずり込んだのは重力で
引き裂いたのは運命だった
君は俺の檻の中にいるライオンを手なずけてみせたけど
俺の心を変えるまでには至らなかった

今あらゆることが少しめちゃくちゃで
事実として車輪は止まっている

良いことは悪く、悪いことは良くなっている
君が頂点に立てば分かるだろう
そこが底辺だってことを


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１秒たりとも無駄にせず
ノートに言葉を書き
ぶっ飛び
混沌やうねりの最後に

「まだ俺たちが食っていけるなんて不思議だぜ」

と
締めくくる

アルバム
「血の轍」の４曲目
「IDIOT WIND」という曲

と

アルバムの最後の曲
「Buckets Of Rain」雨のバケツ
という曲

とても好きなんだ