親族の方々と過ごした2日間 暖かな優しい時間が流れていた。 親父が喜んでいるのがわかった。 出棺の前 親父に代わって皆さんにお礼の挨拶をさせて いただいた。 お忙しところ親父の為にお集まりいただき 心より感謝の気持ちを伝えたかった。
昨日、親父が骨になった。 だけど、それは見た目の形だけのこと。
親父がいなければ俺はこの世にいなかった。 その親父がこの世からいなくなった。 そしたら不思議だ。 なんか俺のすぐ近くに来ているような気がする。
心の中にしっかりしまっておかないといけない。 しっかりしまっておかないと いつでも目についてしまう。 目についてしまうと今はダメだ。 動けなくなる。
泣いてばかりいてもはじまらない。 全く変な癖がついてしまった。 急に涙が出てくる。
さぁ起きよう。 親父だって必ず着替えていた。 いつまでも寝巻きのままではいなかった。 必ず着替えてた。 さぁ起きなきゃ。
俺の家族との生活が、また始まる。
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