2004年02月04日(水)
笑いのつぼ−トウショウ



ああ、またくだらない日記を書いてしまった。
息抜きで読んでください。


最近、会社の事務所が改装されてきれいになりました。
かなりきれいです。今までが汚すぎた?
しかし、いまだに内線がついてない・・・。

まあそんなことはいつか解決するので
放っておいていいんですが・・・。

インドではこういうおめでたいときには
僧侶を呼んでお祈りをします。

・・・・・・いよいよ完成して新オフィスに移る段階になった日。

なんかロビーのソファーに座って
紐を赤く染めて一生懸命ぐるぐる巻いてるオヤジが
いるなぁと思ったら僧侶でした。

お祈りするときはみんな裸足になりますし、
儀式に参加する人は床に座ります。
基本的にこの寒い時期は裸足にはなりたくないですね。
しかも床は石なのでかなり冷えます。
ということで儀式参加は非常に避けたかったんですが、
あいにく上司がいなかったので
日本人代表で参加せざる得なくなってしまいました。
ここらへんですでに私はブルーでした。
というか早く終わって欲しかった。

儀式ではみんなで輪になって座るんですが

座ったとたん・・・
やっぱりケツが冷たい・・・。

というか、
なんでみんな私の席がある部屋で輪になってる!!
いつのまに・・・まじですか・・・・。

まあ、こんなことはどうでもいいんですが、

やばかったのは、
座ったとたん椰子の実がステンレスのポットの上に
横たわっていたことです。

笑いのつぼにもろに直撃です。

いつもは、こんなのを見て笑うような
柔なトウショウではないのですが、

きれいなオフィスの洗練された空間に
いつも偉そうにしてる事務所の面々があぐらをかいて
座っている輪の中に
ポットの上に横たわる椰子の実があまりにも違和感ありすぎで・・。
思わず下を向いて唇かんでこらえました。
しょっぱなからかなりまずい。
こういう状況に陥ったことがない方には
全然理解できないので面白くないでしょうね。

しかしあの椰子のみは神様なんですよね。
笑っちゃいかんですよ・・・。

力の限り笑顔を殺して、
厳粛な面持ちを作って顔をあげたんですが、
なんとそんな私の目の前で
僧侶がバナナにぶすぶすと線香を
刺してるじゃないですか・・・。

うっ、・・だめだ・・・見ちゃいけない・・・。
子供のときバナナの皮にフォークを
ぶすぶすさして遊んでいて母親に怒られたことがあったのを
思い出してしまいました。
そんな日本人的に無作法な行動を
ヒゲもじゃの親父(僧侶)がいとも簡単に
目の前でやってくれるとは・・・。
しかも神聖な儀式なのに・・・。

くっくっくっ・・手のひらで口を覆って下を向いてこらえていたんですが、

不覚にも笑いで肩がゆれてしまい、思わずゴホゴホと咳する真似しました。
後ろに立って見ている人達に肩のゆれを見られたかも・・・。
むちゃ恥ずかしい・・・。

っていうか、
私はいったい何をわけわからないことで一人ではまってるんだ?
思わずため息です。
しかしこの儀式一体いつ終わるんだろうか・・・。
はやく終われ・・・苦しい・・・・。

15分くらいしてようやくお祈りのパートが終わりました。
やったもう終わりだーって思ったら、
次にみんな総立ちでアールティーが残ってるじゃないですか・・・。
ガーン。

アールティーとは、この儀式の場合、ギー(最高級のバターみたいなもの)のランプをターリ(お盆)に載せて、それを椰子の実の周りでくるくる回しながら皆でお経を歌う儀式です。

しかもアールティーについて僧侶がおもむろに説明、

「これをやることによって今まで読んだお経で不足部分は
すべて補われて完全になるのです。」

じゃあ最初からやれよ!!って思った瞬間、つぼ直撃です。

しかも、みんなお祈りの歌を歌い始めたんですが、
なんだみんな知ってるのか、
ちょっと尊敬しちゃうなあなんて思って聴いてみたら

みんなすごい音痴。

ていうか、その投げやりな歌い方は何?って感じで
さらにつぼ直撃。

そんでもっていい年のオヤジがぐるぐるお盆を回してるし・・・。

回している本人は火を回そうと意識しているのですが、
私にはお盆を回しているとしか見えません。

みんなが歌っているあいだ中、
ずっとニヤニヤしっぱなしでかなり不謹慎な日本人です。
その性か自分の回す番が来たら思いっきり、
順番を抜かされてしまいました。

はいはい、私には回せません。
もしあれを回していたらみんなに笑いながら回しているところ目撃されて
ヒンシュクものだったでしょうし・・・。
助かりました。

こんなことを書くとヒンドゥー教を馬鹿にしているように
聞こえますが、馬鹿にするつもりは毛頭ありません。
しかし、一度笑いのつぼに入ると止まらないんですよね。
この気持ちわかって頂けますでしょうか?

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