久しぶりにかかってきた電話。
もうやめようと思っていたところなのに。
びくびくしながらも、違う道へ行こうとしてたところなのに。
一番、良くないタイミングでのキャッチ。
一瞬の間にあたしが出した答え。自分でも気づかない間に。
こんなときには嘘をつくべきなのに。
「俺より、あいつを選んだんか!?」
冗談の中に、少しだけ本音?
選んだつもりはないのよ。
選べれない。
卑怯なことを考えてみたりもするんだけど。
それもできない、実際。
本能では決まってるんだけど
認めたくないんだろうし、
自ら傷つきにいく勇気もないんだろうし。
今のままを許してくれたらなぁ。
なんて自分勝手にずるいことを考えてみるけど
世の中そんな甘くないわ。
|