ほり日和  
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2004年07月25日(日) 生まれて初めて・完結編

ごめん!

日記サボりました!

しかも、昨日の日記残ってるし…。

嘘つきな上に踏んだり蹴ったりですわ!

でもまぁ、昨日の日記は、



思ったより面白いよ。」



という、救いの感想メールが届いたので

残すことにしました。

えっ?このメールの人ですか??もちろん、







宛名不明の知らない人から







です!

それでは完結編。どうぞ!…イヤ、今回こそ本当に。

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「大丈夫」だと言ってるにも関わらず、それを無視して

俺をストレッチャーに乗せて移動する内科医3人と看護婦1人。

実は、何とか立つことができるほどにはなっていたが、

視界がまだ薄暗く感じられて、正直、立ててもまともには

歩けなかったと思う。

「生まれて初めて」とは、このストレッチャーなるものに乗ったこと。

生まれてこの方、救急車を呼ばれたこともないし、外科にかかったことも皆無、

入院だって一度もない。

つまり俺はストレッチャーで運ばれるようなことになった事は過去ないのだ。

それがこんな形で[生まれて初めて]経験。

救急車の厄介になれば否が応でも乗るストレッチャー

起き上がること不可の病にかかれば、検査で院内を移動するためには

不可欠なストレッチャー

そんなストレッチャーに…







会計でブッ倒れて、
しかも貧血でどこかに運ばれる








というある意味「恥」とも思える形で乗るなんて、夢にも思いませんでした。

そんなストレッチャーに乗った俺は、朦朧とする視界の中、

普段絶対見ぬであろう天井の航路を目に焼き付けて

ある場所に運びこまれました。

そのある場所とは…





緊急処置室






この名前にピンとこない人。わかりやすく言うと、

別名…







ER(イー・アール)







つまり「エマージェンシー・ルーム」

救急車で運ばれた人が、運ばれるところ

おいッ!?何?俺こんなとこ入らんといかんほど、重症なのかい!?

ERってアンタ…!



ジョージクルーニー出てきそうだよッ!?



そんなお馬鹿なこと考えてるうちに、ストレッチャーは中へ。

そんなところに運び込まれた途端、今度は今まで黙々してた内科医が

本性を剥き出しにします!!

一人が有無を言わさず、俺の上着を捲り上げます!

多分この人のセックス、乱暴です。

一人(女医)がすかさず心電図測るときの管みたいなのを胸一杯に張りまくります!

多分この人、男の胸板大好きです。

一人が同時進行で左腕に血圧計を巻き、図り始めます。

多分この人、エッチも複数と同時進行できます。

もう一人(看護婦)は、付かず離れず、チェック入れてます。

放置プレイです。

それでやっと、事の真相を質問しはじめました。

さっきから大丈夫だっていってんのに…。

で、やっと、

血を抜くと度々、貧血に陥ることとか全部話しました。



と、そんな時!異常発生ッ!!



血圧計に異常が……


ッピコ…

ッピコ…




…ッピコ





……ッピコ…






・・・・・・・・・・・・・






ピーッ



俺死んだッ!?






オイオイッ!シャレになってねぇよソレ!

ラーメンズのコントじゃねぇんだよ!!

その後機械の誤作動と判明。もう一度検査しなおす。そしたら今度は、

血圧値に異常発生。



最高血圧…




82




最低血圧…




50




医者4人低ッ!!(声を揃えて)




医者も驚きの低さッ!!なるほど、あまりに低すぎて

機械がイカれたのか。

しかし、実は俺はこの程度では驚かなかった。

と、いうより、俺は血圧の低さを昔から自覚してるので、

まぁいつもよりちょっと低い気もしたが、範疇。

要は…



連日の猛暑、そこへ採血2本分と仕事の疲れが来たんだろうと

判断された。「点滴打っていくか?」と聞かれたが、

ただでさえアクシデントで余計な時間費やしてるし、そこで

休ませてもらったおかげで、だいぶ楽になったので断った。

今度は話をちゃんと聞いてくれた。またシカトされても困る。

特に、このうちの一人の女医さんはメチャクチャ美人だった!

視界が元に戻った頃、休んでる俺の手をずっと握っててくれた。

愛だ!愛を感じたよ!

本当、マジで美人サンなのでここへおいでの際は、内科を勧めます。

しかも、ここ。診察受ける際に噂によると医者を指名できるらしい!

俺はこっそりネームプレート見ておいた。次は「恋の病」でお宅へ行きます!!

まぁ、アクシデントでこんなところ連れてこられ、

勝手に検査色々されたが、この女医さんに会えただけでも良しとするか。

そんないい気分の俺が帰り際、一人の医者にこう言われた。

医者「あっ、これ気持ちだけでも払っておいてね。」

渡されたのは診断点数書。会計に持っていくと漏れなく清算できるやっかいな紙切れ。





タダじゃないんかいッ!?




まぁ、普通は金かかるわね。でも勝手にやっておいてよ〜。

ふてくされながら、さっき倒れた会計へ。

会計につくと、妙な視線を感じる。事務員が全員こっちを見てる。



事務員の女性たち「大丈夫でしたか?


堀川さん?




初診なのに、さっきの事件で事務員全員が俺の名前を覚えてた。

は、恥ずかしい。。。


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