♪ ワーカー日記 ♪

2005年05月25日(水) ケーキ (まじまじ)


先日、週末里親懇談会で出されたお話。

小学1年生のAくんは、「Aくんお誕生日おめでとう」と
書かれたプレートがのった、丸いお誕生日ケーキを
「名前がついているから全部僕のものだ」と、一人で
食べることを主張しました。
「みんなでたべようよ」という里親さんの言葉には耳をかさず
頑として食べると言い張るので、とりあえず彼のしたいように
させたところ、ケーキの真ん中から掘るように食べ始めましたが、
外側を残して食べ切れなかったそうです。週末里親さんのご夫婦も
他の家族も、ぼろぼろに外側だけ残ったケーキをわけて食べました。

その後、クリスマスの時には、Aくんも最初からみんなで
分けて食べることを了承。あらためて「みんなで食べると
おいしいやろ」と声をかけられたそうです。
週末里親さんは「根くらべみたいになることもあるんですよ」と
笑顔で話されていました。

きっとAくんは、まるまる一人で思いっきり食べてみたかったのでしょう。
食べてみて「意外に食べれないものだ」と思ったのか、ぼろぼろに
残った外側をわけて食べている家族をみて何か感じたのか、
定かではありませんが、そうしたからこそ、次のクリスマスには、
分け合って食べることができたのだと思います。

その場での説得ももちろん大事ですが、経験してみてわかるように
長く関係をもって、させてみてくださったことは
とてもよかったのではないかと思います。
「みんなでわけよう」ということは、もちろん正しいことですが
頭だけで考えてやることと、経験の中で満足とか後悔とかしながら考え、
自分の意思としてやることとではずいぶんと違ってくるのでは、と思いました。


余談ですが・・・
この話を聞きながら、兄が小学6年生だったか、中学1年生だったかの頃
「腹いっぱいケーキを食べてみたい」と言い出したことを思い出していました。
直径20センチメートルくらいのクリスマスケーキの生クリームを2つと
チョコ生を1つ、母が注文し、うち2つを兄の分、残りの1つを
他の家族で等分しました。
結局は1つと3分の2を食べたあたりでギブアップしていましたが
あれはあれで、兄は満足したのだろうと思います。
食べすぎで苦しそうにはしていましたが・・・。
「わけあう」話とはずれますが、「思いっきり食べてみたい」ってのは
あるよなあ・・と妙に懐かしく思い出しました。


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