♪ ワーカー日記 ♪

2003年10月10日(金) 二人姉妹 (まじまじ)

4才のAちゃんと1才のBちゃんを引き取られたお宅へ、家庭訪問に行きました。
1人目のAちゃんの担当がわたしで、2人目のBちゃんの担当はぷるぷるでした
ので2人で出かけました。

1人目の子どもの担当者としては、Aちゃんがお父さんお母さんを取られて
憔悴していないかどうか、と心配していました。
ぷるぷるもBちゃんがAちゃんに遠慮せずに、しっかり甘えることが
できているか心配していたようです。
(この辺りは、わが子かわいさ、みたいなもので複雑なところなのです)

幼稚園から帰ってきたAちゃんは、最初はもじもじして、お母さんの足に
くっついていましたが、慣れてくると本領発揮。
かなりの動物好きで、今は動物図鑑にもはまっているとのこと。
小学生がみるような、「鳥類」等と書かれた図鑑には、鳥の体全体の絵や
翼だけ、足だけの絵が描かれており、それを毎日のように眺めているそうです。

最近、博覧会に出かけたそうで、そのチラシを見せてくれました。
しばらく見た後、「もんだいで〜す」とAちゃんのクイズ大会が始まりました。
その博覧会では、ワニやイグアナ、カメなどに「ひこ蔵くん」とか「竹中さん」
とか愛称がついており、それを問題にするのです。
愛称を問題にするなんて・・とへなへなとなりましたが、
Aちゃんはのりのりで「○○○○イグアナの〜〜」と始めます。
ぷるぷると2人がかりで「た?たけ?」「竹中さんっ」とか必死で
答えました。
しばらくすると「今度はもーっと難しいよー」と言って
また同じ問題を出してくるところが、かわいらしいところです・・。

その様子を興味津々で眺めているBちゃん。
施設にいた時はつり目だったのに、なんとなくたれめになって
やわらかい表情になったようにも思えました。

BちゃんがAちゃんに寄っていったり、AちゃんがBちゃんの世話を
やくことはあっても、それぞれにはまだ余裕がなさそうです。
姉妹らしくなれるのはもう少し先。これからこれから、です。


 < 前の日記  INDEX  次の日記 >


@かていようご [MAIL] [HOMEPAGE]