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天才とは何か - 2004年11月12日(金)

引越ししてから部屋が狭くなったせいもあり、
ペットのプレーリードッグの動向をうかがう機会が多い。
仕事部屋に小屋を置いてるから、
騒ぎ出すとついつい目をやってしまうのだ。

プレーリーの小屋の中には大きな滑車がある。
ハムスター用のをふたまわりほど大きくしたものなのだが、
すぐレールから脱線し、回らなくなる。
普段回転しているものが回転しない、というのは、
プレーリーにとってもストレスらしく、
外れた途端、小屋を「がたん、がたん」とやりはじめる。
そのこと自体は仕事部屋を分けていた頃から知っていた。
気づくたびに滑車をレールの上にのせて、
「さあ、回れ!」などと命令していたものだ。

ところが同じ部屋で生活するようになって、
初めて気づいたことがあった。
ウチのコは、滑車が外れると、
滑車上でジャンプをはじめるのだ。
「がたん、がたん、がたん」
事の成り行きを見守っていると、
なんとジャンプした反動で滑車が動き、
レールの上にキレイにはまったのである。
プレーリーは、また元気に回り始めた。
途端、また滑車が外れた。
プレーリーはまたジャンプをはじめ、
何度目かで、また滑車は元に戻った。
また「ぐるぐる」と回り始めたのである。

おそらく経験からこうすれば滑車は直る、
というのを学んだのであろう。
にしても、これはすごすぎる。
プレーリードッグとは、
こんなに頭の良い動物だったのか!
いや、むしろウチのコは天才なのではないか!?
私は親ばか風に感動したのであった。

と、突然、プレーリーが咳き込み始めた。
「げえ、げえ、げえ」
どうやらエサとウンコを間違えて食ったらしい。
バカと天才は紙一重なのである。


...




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