READY!STEADY!どっこいしょ!...刈田

 

 

スタイル評議会 - 2004年03月08日(月)

何回かの発売延期を経て、
やっとスタイル・カウンシル(以下スタカン)のDVD
「オン・フィルム」がやっと出ました! 買いました!
クールかつ熱いライブ映像「ショウビズ」、
ビートルズのマジカルミステリーツアー〜モンティパイソン風の
不条理コントPV集「エルサレム」、
TV番組風のPV集「コンフェッション・オブ・ア・ポップ・グループ」、
それと発表されたすべてのPVが入って6000円弱。
まあ、高いといえば高いが許す! スタカンだから許す!

しかし、ここのところ音楽の世界でも80年代ブームとか言われてますが、
スタカンだけはすっぽりと忘れ去られちゃってるみたいですな。
やっぱ80年代当時のスタカンの評価である、
「おしゃれサウンド」「カフェバーのBGM」というのが、
バブリーなイメージ強くて恥ずかしいんでしょうね。
でもよー、そういう羞恥心で過去の音楽切り捨てるのやめてよ。
だから日本の音楽は伝統性がないっつうか、
根無し草っつうか断続的なんだよ。
伝統性と連続性あるの、演歌ぐらいじゃん。
(歌謡曲は基本的にミクスチャー音楽だし、
 J-POPという言葉の登場以降、形骸化してるので含みません)

もちろん、音楽通の間ではそれなりにスタカン再評価されてるんですが、
結局、1stと2ndなんだよね。
でも「おしゃれサウンド」といまだにバカにされてる3rdだって、
実はすげえいいアルバムなんですよ。
アメリカのインディソウル路線でアニタ・ベイカーのカバーやってるし、
ソウル界の御大カーティス・メイフィールドも参加。
アナログ盤の12inch×2枚組という仕様は明らかにクラブ対応だしね。
ロッキンオンあたりで微妙に叩かれてた、
4th「コンフェッション・オブ・ア・ポップ・グループ」だって、
クラシック〜現代音楽から米国のバーバンク・サウンドにいたる
道程を描いてる感じで、そんなの当時誰もやらなかったよ、という世界観。
(まあ、B面は正直つまらないんですが…)
レコード会社にお蔵入りにさせられた、5th「ア・モダニズム」
(2000年にめでたく再発)なんか、いわゆるハウス・サウンドで、
これを88年の時点で制作していたという事実だけでもすげえし、
アルバム単位で本格的なハウスやった白人は、
彼らが最初だと思うんですが、そんなことはだ〜れも言ってくれない。
アルバムの最後に入ってる「シュア・イズ・シュア」が、
大名曲だということをだ〜れも気づいてくれない。
ようするに80年代のポール・ウェラーは、
目利きとしてのセンスがすごかったんです。
藤原ヒロシ以上だったのですよ。

その後、ソロになって売れまくって、
UKロック界の番長的存在になってから、
その目利きセンスは若干衰えたような気もしますが、
ポール・ウェラーはいまでもオレのお師匠さんです。
そして、一番惹かれるのはあらゆるジャンルの音楽を、
クローゼットに並んだ服を着替えるように渡り歩いていた
スタカン時代なのです。
この節操のなさ。
まさしくスタイル評議会!


...




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