どぅの日記
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2004年08月13日(金) 氷の妖精編

盆入り。

地元・埼玉の浦和学院が甲子園で中京大中京に負けた今日。
遠く岩手の山奥にある町で、私は迎え火を焚いておりました。
今日はおばあちゃんの家で「○○町の昔話」という本を見つけました。
色々伝承やら昔話やらが載っていたのですが、
その中で私が気に入ったのが、
「すか゜っこ物語」という何て発音していいのかわからない物語。
ストーリーは、この町に半年間一人で住むことになった若者(男)が主人公。

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寒い山奥、彼は屋根にできたつららを見て毎日「綺麗だなぁ」と呟いていた。
そしたらある吹雪の夜。扉を叩く音がして、彼はおそるおそる扉を開ける。
すると、そこには美しい娘が立っておりました。彼女は、
「貴方の嫁になるよう言われて来ました。よろしければお傍に置いて下さい」と。
一人で寂しかった若者は、喜んで彼女を招き入れる。
彼女は気立ても優しくて色も白く綺麗な娘で申し分なかったが、
ただ、体はとても冷えていて、若者はそこをとても心配していた。
ある日若者は風呂にでも入れば温まるだろうと思い、風呂を沸かし、彼女に
「お風呂に入って温まってきなさい」と言う。しかし彼女は頑なに拒否。
それでも彼は無理矢理彼女をお風呂に入れた。
しかし彼女は一向に上がってこない。心配した彼が風呂場を覗くと
そこには誰もいなかった。慌てて探すも、周りには誰もいない。
もう一度風呂を覗いてみると、湯船には赤い髪飾りが浮いていた。
それは彼女が毎日欠かさず身につけていたものだった。
きっと彼女は、氷(すか゜)の精だったのだろう。

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昔話も、オトナになってから読み返してみるとなかなか楽しいかもしれません。



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2003年08月13日(水) ヒマっこ。
2002年08月13日(火) 今日は和食でした。



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