『私は猫ストーカー』鈴木卓爾監督舞台挨拶&トーク@新潟シネ・ウィンド - 2009年08月08日(土) 朝6時の特急いなほに乗り込むために自転車走らせてたら、ケータイ忘れてたー! よくぞ気づいた!本当に、ケータイなしで旅に出るなんて無理ですよね。 一人旅ならまだしも、現地でどうやって友達に会える? 昔はいったいどうしてたんでしょうね。。。 車中のお供。普段お漬物あまり食べない私も、いぶりがっこは大好き! 6時間40分の長旅の末に2度目の新潟上陸。 新潟祭り真っ最中で、活気がありました。 「水と土の芸術祭」も開催中で、チョコちゃんとこで「ジブリのおうち」と呼んでいた作品に入ってきましたよ。 そして今回の目的は鈴木卓爾さん初長編監督作品『私は猫ストーカー』舞台挨拶&トークです! チョコちゃんから情報もらって即決です。 本当に本当にいつから好きなんだろう… やっぱり『さわやか3組』と『パルコ・フィクション』かな? ちょっと早めに映画館に着くと、支配人さんがチョコちゃんと私を中へと手招き。 チョコちゃんが前日に「青森から卓爾さんファンが来る」っていうのを言ってくれてて。 完全なる“えこひいき”で、舞台挨拶前の卓爾さんに逢わせていただきました! 心もお化粧直しの準備も何もなく、完全不意打ちで生・卓爾さんと初対面!! わかりやすく言うなら、聖子ちゃんに逢った時のしょこたん状態です。 大変キモかったと思います。 あまりに取り乱す私に卓爾さんから「(これから観る)映画に集中してください」と諭されてしまいました(苦笑) 「手持ちの映像も多いから、あんまり前で観ない方がいいですよ」と優しいアドバイスまでいただきました。 写真も撮ってしまいました! 私、瞳孔開いてる。。。 卓爾さんの髪型とお髭とふっくらは、俳優業の方の役作りです。 『ヴィヨンの妻』に続き、『人間失格』にも出演されるそうです。 個人的にはリハウスCMパパの髭&髪型が好きです。 モミアゲって、大事ですね。しみじみ。 映画は補助席が出るほどの盛況! とっても良かったです。 卓爾さんらしさはもちろん、原作あり&脚本は別の人で 出てくる猫は俳優猫1匹を除いてみんな素人猫で 星野真里ちゃんの撮影可能スケジュールは6日間のみで 奇跡的にスタッフとのスケジュールも合って。。。 そんな数々の要素が全て良い方向に動いた、というのは映画の後のトークで卓爾さんが言っていたんですけども。 大きい小さいで言ったら小さいけれど、たくさんの人が想いを込めて手をかけて、 こだわりのディテールの積み重ねと、偶然という名の必然の積み重ねが、あとからじんわりくる作品です。 「なかなか物語が動き出さない」らしいんですけど、 私にとっては猫が出ているだけで充分事件が起きていたんで、気にならなかったです。 トークでは、「猫さん」「猫ちゃん」と言うところが卓爾さんだわーとニコニコしたり。 飼い猫は、『ウォーターボーイズ』にワンシーンのみ出演のキジトラさんを引き取ったんだそうです。 同居人はキビちゃんだけだそうです。 質問コーナー、「飼い猫とどんな生活してるんですか」と聞いた男子エライ! 「猫って人間がカリカリしてる時に限って邪魔しにくるけど、 実はあれって、こっちがカリカリしてるのを心配してくれてるのかなって」 っていうのが、卓爾さんだなあと思ったのでした。 あと、「マンツーニャン」という言葉も素晴らしい。 シネ・ウィンドさんで原作エッセイ販売がないのにキッチリダメ出しするのもすごいなーと。 原作とセットというのが推奨なんでしょうね。 私は先に原作読んで映画を観た訳ですが、エッセイの事件の再現性と オリジナルストーリーに絡み合っていく自然さに感心してしまいました。 あとやっぱり、企画したスローラーナー越川さんの名前を常に出して 自分ひとりだけの映画じゃないってことを強調しているのが印象的でした。 そして個人的な感傷… ハルが電話するシーン、卓爾さんらしく奇抜な演出があるのですが、 それを実行に移す、こう、狙いだけじゃなく自然と決まっていく、 その1つ1つの理由というか、もっと感覚的な制作過程を聞いていて、 「うんうん、わかるわかる、そういうもんだよねー」とワクワクすると同時に 「あ、私はもうそういう世界では生きていないんだ」って思っちゃって、 思うだけじゃなく実際に真実としてそうだし。。。 誰にも気づかれないように泣いてしまったのでした。 そしてそれをこうやってココに書いても「まだそんなこと言ってるの」って思われちゃうんだろうなー。 いつになったら慣れるんだろう、吹っ切れるんだろうと溜め息です。 サインもいただきましたー。 先に「あお もりこさん?」て言われたので、それも書いてもらっちゃいました。 そしてそして、シネ・ウィンドスタッフさんのお心遣いにより、 打ち上げにも参加させていただきました! 職権乱用ならぬ、青森乱用です。スミマセン。 ただし、私以外にこの記述を見て「キー!!」ってなる人は おそらくいないと思うので…自己満足&自慢のために書いちゃいます。 ちゃっかり隣に座らせていただきました。 まさか卓爾さんに「のりピー逮捕されましたよ!」と報告して一緒に盛り上がるなんて。 人生は本当に予測不能ですな。 個人的には、『鋼』のエロさと切なさについておしゃべりできて嬉しかったです。 あと、卓爾さんを好きになるきっかけになった某映画系ファンサイトがあるのですが、 卓爾さん私の事を認識してくれていて、「そうかー、あなたがaraさんですかー」としみじみして頂いたのは感無量でした。 新潟のスタッフさんたちは「にいがた映画塾」で卓爾さんと古いお付き合いの方ばっかりで すごい肩の力の抜けた関係性がステキだなーと。 みんな呼び名が「卓爾さん」「たくじい」なので、 私も「卓爾さん」と呼べて嬉しかったです。 「鈴木監督」とは呼べないなーと思ってたので。 あとは…プロポーズはしませんでした(笑) でも、小さく告って小さくフラれました(泣) 最後には大胆告白もしたし! 「私は、卓爾さんのおダシが好きなんです!」って、 前後の文脈はしょったら完全に変態発言ですよ。 でもこれからも、卓爾さんのおダシでステキな作品を作ってください。 結局2時まで飲んでました。 北雪と〆張鶴、美味しかったです。 チョコちゃん、シネ・ウィンドのスタッフさん、そして卓爾さん、夢のような時間をどうもありがとうございました! つーか、スローラーナーのブログ(アンテナにあります)読んだら あの後カラオケで朝までだったのね! 行きたかった気もするけど、無理。 さんざん好き好き言っといて、最後に無理て! 逆ハッカーされたらどうしましょう。 -
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