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『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 - 2007年05月07日(月)

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』観てきました。

とてつもなく良い映画でした。

私がココでどんなにこの映画を讃えても、きっと、観ない人は観ないと思います。

それでも敢えて「冷暖自知」を主張。

親を持つすべての人に観てもらいたいです。

「親を持つすべての人」って、日本語として全然正しくないけれど。



ネタバレはないけど、
以下は個人的な感情満載なので
ものすごく下の方に書きますね。





































































































































































































































































































私は、リリーさんの原作小説は読んでいません。

むしろ、避けていました。

もっとハッキリ言うと、怖がって逃げ回っていました。


「誘ってくれて本当にありがとうね」

映画を観終わった私は、友達にお礼を言って泣きました。


たまんないですね。

ホント、たまんない。


「心底−しんそこ」という言葉があるけど、

この映画を観ながら、自分の心の底に触れた気がします。

そして、自分が今まで持つことができなかった、

ずっと自分にはないと思っていた感情を見つけられました。

心の底に隠れていただけで、最初からちゃんと持っていたみたいです。

それを見つけられないで、

自分は持ってないとハッキリしてしまうことが怖かったんだと思います。

今までの自分を、心底恥じることができて良かった。

希望的解釈・絶望的解釈、どちらにしろ、

自分にとって「パンドラの箱」だったのだと思います。


そして、生まれて初めて「誰かの“オカン”になれたらいいな」と思ったのでした。





あとは、蛇足。

ストーリーもキャストも本当に素晴らしかったけど、
撮影、照明、録音、編集も素晴らしかったです。
自分が普段何をして15年ご飯を食べてきたかという現実に於いて、
この4つについてしか責任を持って言えないんだけど。
ずっとそのことを考えて観ていたわけではなくて、
ずっとそのことを忘れさせてくれるのが理想だと思うのです。

パンフレットが自分が今まで買った映画のパンフの中で
最高の厚さを誇るのも、とても素晴らしいと思いました。
45ページ、編集の普嶋信一さんの言葉に、観客としての私は嬉しくなり、
映像編集駆け出しとしての私は「自分を信じて頑張ろう」と思うのでした。



さー、やっと日記が書けた。

映画を観てからずっと
どうやって何を書こうかと悩んで悩んで、
本当に書いているのは5月9日。
あとは母の日のプレゼントを悩みます。


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