浪奴社員の呟く
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呼ばれているからといって、決してあなたの思うような、立派な人間ではありません。私のいる社会は、世間から見て極めて狭い一端でしかないんです。それに、私が使う言葉には、私自身の得た価値が含まれています。そこには、『センセー』という概念は凡そ存在しないのです。つまり、『人』としてあなたに語っているのです。
「ケータイは人間をアホにすんねん。」
別に使っているからアホ、というわけではないんです。アホに"する"んです。「なんで?」
たとえば、待ち合わせた相手が時間を過ぎても現れなかったら、どうですか?何か起きたのかもしれないし、もう会いたくないのかもしれません。そういった想像の中で、自分の中での相手の位置を正確に把握できませんか?でも、ケータイさえあれば、5分の辛抱もなく、相手を呼び出すことが出来ます。それは、人としての想像の芽を、摘み取ってしまうことになりませんか?
メールはどうですか?もちろん、相手から励ましを受けることもあるのでしょうが、その凡そにおいてのものは、言語の廃棄物になっていませんか?つまり、無責任なのに、嘘つきなんです。それは、人を見る目を曇らせてしまうことになりませんか?
痴漢と間違われて、無実を訴え続けた人が、ケータイの写真機能で女性のスカートを盗撮し、逮捕されました。おそらく彼は、無実"だった"のでしょう。しかし、その豊かさ故に、彼は"犯罪"を犯したのではありませんか?
結論付けましょう。この機械は、時として人から『忍耐』を奪います。それは、人としての根源的な能力を、投げ捨てることです。つまり、『忍耐』は人の限界を更に上層へと押し上げることが出来るのです。それを失った人間は、もう生きる価値が無いんです。
私は、あなたにそうなって欲しくありません。だから、厳しい言葉も投げかけるのです。何年かかってもかまいません。本当の『あなたらしさ』を、何時の日にか掴み獲ってください。
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