きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



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本日の担当:SHY

 とある休日の午後。
 私は歯医者の予約時間を前に、洗面所で歯を磨いていた。
 そこへSizがやってきて、あれこれとものを尋ねる。
 そう、彼女は私のスケジュールに敏感だ。

 仕事の日、休みの日、休みなのにどこかへ出掛ける日。

 歯医者に行くので1時間もすれば戻ってくる、と言うと納得はしてくれたようだった。
 自分は歯医者での治療を既に終えており、どれほど「怖くなかったか」を雄弁に語り始めたのはご愛嬌。



 私は準備を終え、kinaから保険証を受け取ってSizに「行って来るね」と手を振った。
 「いってらっしゃい」と駆け寄ってくるSiz。
 両手を高く伸ばして、私が腰を低くするのを待つポーズ。
 私が笑いながらそれに応えると、彼女はもう一度「いってらっしゃい」と言って私の頬にキスをした。
 私も彼女の頬にキスを返して立ち上がる。
 Sizは大事なことを思い出した、と言わんばかりの顔をした。
 「ちょっとっ! お母さんっ!」

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2004年02月12日(木)
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