きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 次は経済を学べ

本日の担当:SHY

 Sizの「お買い物ごっこ」につきあっているときりがない。
 ハロー・キティの財布と玩具の硬貨、それからいくつかの品を持ってきては「これ下さい」と繰り返す。
 バーコードを読み(ついてないが)、レジを打ち(レジスターもないが)、Sizにお金を請求するのが私の役目だ。
 高額の買い物の場合はカードにスタンプも押さなくてはならない。
 カードの有無を訊ねないと「スタンプカード、持ってるんですけど」と言われる。
 最近では500円玉、100円玉、50円玉の違いが何となくわかってきた風、である。
 私は100円玉をいくつ、10円玉をいくつ、とナビゲートしてお金を払ってもらい、商品にシールを貼って彼女に渡す。
 だから、書斎の机の一角には彼女の払うお金が貯まっていくのだ。



 私がPCに向かっているとSizがやってきた。
 「これ下さい」と彼女が出したのはクマのぬいぐるみのビターちゃん(命名:私)。
 普段は一番のお気に入りで、いつもSizが連れまわっている。
 私はSizの方を向き直り、彼女を目の前に座らせて「人身売買はよくない」とお説教をした。
 ...理解してくれるだろうか。



 話しを終え、彼女を立たせて居間へと送り出す。
 理解したのなら、もうぬいぐるみは持ってこないだろう。
 案の定、彼女はボールペンやハサミなどをいくつか持ってやって来た。
 「これ下さい」
 私はバーコードを読み、レジを打って言った。
 「315円です」

↑投票ボタンです

2004年01月29日(木)
初日 最新 目次


My追加