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    2008年07月25日(金) [ 荒ぶる海とわが子自慢

    弟から連日「わが子自慢」メールが送られてきます。





    なんという近所でも評判の美人姉妹!!
    けやき ケシ穴見えてる見えてる!!
    あと ウワサのおきあがらないコボシ、相変わらず人気のようで嬉しいです。
    (それにしても起き上がっていない)


    崖の上のポニョ見てきました。
    (以下時々ネタばれ折込風味なのでno!な人はすっ飛ばして下さい)











    面白かった!
    70%位

    色々書き方迷ったんだけど私の脳内にある感想に一番近いのが
    「70%面白かった」
    というものなのでそのまま書きまする。

    まず宗介の吹き替えの男の子が素晴らしく良かった。
    あとトキさん。
    吉行さんアニメ吹き替え初めて?とは思えないほどトキさんにハマってた。
    出てくる登場人物ことごとくいい子でいい人である意味 現実味がない感じな中、
    「いじわるばあさん」を地で行くトキさんのキャラが(吉行さんの声と相まって)すごく立ってたように思う。
    それにしても、あのデイケアセンターにじいさんがいないのは何でだろう?
    みんなまだ海に出てるのか、はたまた早死になのか。

    フジモトは間違いなく映画中No.1萌えキャラ。
    所さんの吹き替えが不評のようだけど、私はそれ程違和感なかった。
    (まぁ役者の方が良かったんじゃないかという意見はわからないでもないけど)
    所さんの 妙にすっトボケてリアルを感じさせない声が、
    あの、なんつーか世捨て人的な「絵本に出てくるあやしいおっさんキャラ」に良く合ってた。
    フジモトはきっと昔(人間だった頃)イケメンだったに違いない、とか
    グランマンマーレとの恋の経緯とか、色々妄想を掻き立てられるキャラだった。

    あと津波のシーン含め海の場面が 超ド迫力 だった。
    (園児の読書感想文並の語彙だけどこの言葉しか思いつかない)
    冒頭のフジモトのクラゲ増殖〜ポニョがクラゲに乗って海面まで出て行くシーンは何度も見たい。
    津波のデカい魚うねうねシーンは、自分が子どもだったら間違いなく更なるトラウマになっている。
    自分は子どもの頃「海」というものに言い知れない恐怖心を抱いていて、
    あの広くて暗い海の中には、まだ誰も見たことのない、気持ち悪いくらい超デカイ生き物がいるんだと信じて
    夜 布団の中で一人震えていたんだけど、
    あの津波のシーンを見て、そのトラウマがまざまざとよみがえってきた。


    -30%はなんだろう?といろいろ考えてみたんだけど、
    どうやら後半〜ラストまでのあっさり風味が自分には少々物足りなかったんじゃないかと結論づいた。
    ポニョが人間になる、という結末に至るのがちょっと簡単すぎる、というか。
    試練試練と言うけれどあそこら辺の経緯が何故だかあまり試練に感じられなかった。
    宗介がいい子すぎて葛藤がないからかな?
    結局、ポニョの「宗介好きだから人間になるー!」という無邪気なワガママが通ってしまった、というお話にしか思えなかった。
    パヤオさんはもしかしたら「子ども向け」ということを意識してああしたんだろうか?
    人魚姫と違ってラストがハッピーエンドなのは大いに結構なんだけど。
    グランマンマとリサの話し合いの、さわりだけでも観客に伝えるわけにはいかなかったんだろうか。

    それから主人公ポニョの形状が、私的に初期の第一段階が一番可愛いと感じてしまい、
    実は子供の姿になったポニョにはそこまで魅力を感じられなかった、何故か。
    いや、可愛いんだけど。可愛いんだけどもさ。
    ネズミーアニメの「美女と野獣」で野獣は野獣のままが良かった、と同じ成分の感想を抱いてしまった。

    第一段階 金魚
    第二段階 半魚人
    第三段階 子供

    という段階の中で、個人的可愛さランキングをつけるとしたら

    1位 金魚
    2位 半魚人
    3位 子供

    となる。
    半魚人はまぁなんというかキモカワイイの「キモ」の部分が80%、みたいな見た目だけど私的には子供の形状より愛せた。
    半魚人というより、半カエル人?


    世で言われている、「魔法が簡単すぎ」とか、「街沈没の後みんなが明るすぎる」とから辺は
    私は全部「だって「おとぎ話」じゃん」でカタがつくと思う。
    実際自分はそこに違和感は感じなかった。
    児童文学とかファンタジーとかに入り浸りすぎなのかな?
    リサの運転がミラクルに荒い、というのも、まぁ確かに「子供乗せてるのに危ないじゃん!」とは脳の片隅では思うけども
    そこはエンターテイメントですよ、ということではないだろうか。
    ただ、あの船に乗った若い夫婦と赤ん坊はすでに死んでいて、宗介にロウソクを渡すのはその象徴だ、
    みたいな感想を読んだ時は「その想像力、G級。」と感心してしまった。


    それにしても相変わらずジブリはキャラグッズを分かってないよ!
    だって欲しくないもんなー。今回も残念。
    荒ぶる海をもう一度位は見たいので、時間があったらまた行きたいです。











    今日出たアフタのおお振り感想も書きたかったけど長くなったので今日はここまでです。



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