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    2007年03月14日(水) [ DREAMGIRLS

    ドリームガールズ見てきました。

    すごい、ジェニファー・ハドソンすごい。
    歌上手い、っていう「すごい」もあるけどそれ以上に何かすごい。
    大きい。
    迫力ある。
    …という言葉だけでは表せない、
    私の語彙内では「何かすごい」としか言えないすごさがありました。

    私はこの映画に対する事前知識が

    “ダイアナ・ロスとシュープリームスの物語”というのと
    “大きい女の子が助演女優賞オスカー獲った”と
    “ビヨンセ=ダイアナ・ロス”

    …という程度しかなく
    見始めてから「これってミュージカルだったんだ…!」と知った位でして
    まぁこれが、話はともかく、
    (若干中だるみ…な部分もあったように思う)
    ミュージカル部分がスゴイ面白かったんです。

    特にすごかったのは、
    ジェニファー扮するエフィがグループ脱退→彼氏とも別れる、
    という流れ。

    超圧倒

    話的には「うわ、ひでぇ!」と思うような、
    本当にエフィ可哀相ー!(まぁ自業自得な部分もあるんだろうが)というシーンなのに
    そこいら全てが歌で綴られるので(そしてノンストップ)
    歌で超迫力のケンカしてたり「別れないでアンタぁぁ!」とかやってるのが
    申し訳ないんだけど可笑しくて可笑しくて、
    でも兄ちゃんまで敵に回ってそんなエフィが可哀相で、
    可笑しい涙と可哀相な涙と歌に感動する涙がごっちゃになって出てくる始末でした。

    行かないで別れないでの歌(正式な題名は調べてません)の地団駄っぷりが相当すごい。
    向こうの方ってみんなああなんでしょうか。
    すごい、すごいよ、イエロージャップは正直かなりひく。
    隣で見てたハハはここらへんから斜めになってました。(胸ヤケがしたらしい)
    いやでもエフィ可哀相だし歌上手いしで。

    ビヨンセ綺麗だった…というかホントバービー人形みたい。
    この役のために10kg痩せたとか小耳に挟んで「す、すごい…!」とまたのけぞり。
    実はビヨンセ、ジェニファーではないあともう一人の女の子(ローレル役)が
    一番ダイアナ・ロスに似てたなぁ、と思いました。
    あの子をもっとチワワとかパピヨンっぽくした感じ…だよなぁ、
    ビヨンセじゃちょっと綺麗すぎねぇか。
    ビヨンセはあの男に見切りをつけた時の歌が良かった。
    あの時初めて歌上手いんだなぁと思いました。

    実は一番おいしい部分を持って行ったのはC.C兄ちゃんだと思う。

    これはミュージカルだからこそいい、っていうか
    まぁ本末転倒なんですけど(元がミュージカルなんだっていうから)
    こんなヒドいドロドロした話ミュージカルでもなきゃ観てらんないよ、っていう話でした。
    でもあのヒドい男、カーティスがああいう手段で無理矢理のし上がったからこそ
    今の黒人ミュージシャンの地位がある、という、
    裏カーティス賛歌のようにも思えました。
    体力無い時は根こそぎ持って行かれるので、
    心と身体に余裕のある時に観に行くのをオススメします。



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