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    2005年06月23日(木) [ 運転3

    自動車教習所に通っております。


    (クリックで原寸)

    実際の車に乗って、3時間目の授業です。
    今日の教官は女性です。
    この教官がまたよく喋りながらマシーンのように正確なドライビングをなさるお人で、
    ものすごく上品な黒柳徹子、といった感じの方です。

    今日のコースは曲がり角が多いところを細やかに曲がりつつ、
    坂道発進、という、またアナタ、初心者に何て厳しいことを要求なさるおつもりか、というもの。

    まずは教官が運転席に座りデモンストレーションしてくれるんですが

    「はい、ここで33番の手前を左折していきます。足はブレーキ、速度を十分落として目線は進行方向をとらえつつこの位置まで前輪が来ましたらハンドルを切って切って切って切って…この位置まで来ましたらハンドルを戻す戻す戻す戻す…はい、キープレフトです、またすぐにあの9番を右折しますのでハンドルは戻しきらずに目は進行方向、足はブレーキ、左右確認、問題なければ進みましょう…」

    立て板に水、とはまさにこのことか、普通の人の喋る速度の1.5倍位の速度で、
    ひとつも言い淀んだりすることなくスラスラと説明をして下さいつつ、完璧なドライビングです。
    最後に

    「…以上です。何かご質問は?」

    と言われましたが、分かったことはこの教官はよく口が動く人だなぁ、ということだけです。

    コースのことは理解度0のまま運転席に座り、魔のコースへ入っていきました。
    本当に1、2時間目とは比べものにならない程入り組んだコースで、
    私は何度も縁石へ乗り上げ、
    坂道で止まりきれずにずるずると後退していき、
    まっすぐの道ですらフラフラしつつ、何とか3周しました。

    シロウト目に見てもかなりダメダメな運転だったにもかかわらず
    「ヤマン(仮)さん、なかなかセンスがおありですよ。」
    とおだやかにおっしゃる教官。
    縁石に乗り上げるセンスなら抜群だとは思いますが。
    あれですか、やはり教習所の教官のマニュアルに

    「明らかにダメな生徒でも、何とか褒めましょう。やる気を失わせてはいけません。」

    などというようなことが書いてあるのでしょうか。
    正直私、路上に出たらどうなってしまうのか、かなり自信がありません教官!



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