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付き合って今年で9年目になる、私とヨウ。
2年同棲後3年前より遠距離恋愛・・・戸惑う毎日です。

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→ やはり時間は流れている。 2001年05月19日(土)

ヨウと閉店までゲーセンで遊んで
帰った私の部屋の留守電にメッセージが入っていた。
聞くと泣きそうな光の声(4月「人の恋愛」参照。私の中学からの親友)

『ケータイにもかけたんだけど、つながらなかったので
 何時でも良いから電話下さい』

すごく嫌な予感がした。
確かに私のPHSにも光から同じようなメッセージが。
私ったらこんな時に電池が切れそうなPHSを
充電器に入れたまま出かけてしまったんだ。

彼女の家に電話をかけると、2コールもしないうちに彼女が出る。
私の声を確認するとすぐに崩れ落ちていくのがわかる。

「どうしたの?」

『もうね、どうしていいかわからないよ』

「何かあった?」

『冗談で言ってたじゃない。
 だけど、二股なんてもんじゃなかったの。。。』

泣き声で途切れ途切れながら
彼女が説明してくれた言葉を繋げると、こうだ。


私が前に彼女と話しをしたように
彼女はGWや週末に会えない時が多かったり
また電話をかけても繋がらない時が多くて
かなり不安になっていたところだった。
それが「不安」ではなくて「実際」のモノだったらしい。
しかも。三股だった、と。。。


久しぶりに彼からの着信を確認した光は
折り返し電話をすると、出たのは知らない女の人。
しかも彼女からは「光さん?」と自分を知ってるかのような台詞。
そこで、彼女からその事実を聞いたと言う。
光の彼氏のもう一人の彼女・ミキさんも今日初めて光の存在を知ったらしく
また、他にもう一人女がいた事実を知ったと言ってて
その電話の時は非常に興奮してたし、光自身もあまりに突然の事で
頭が真っ白で彼女の言葉が入らなかった、と言ってた。

一人は、就職して上京して同じ会社だったというミキさん。
もう一人はその仕事を止めて、実家に戻った時に
就職予備校に行ってた時に出会ったサチエさん。
そして、光。

その日光は彼がお父さんが入院したから実家に帰らなきゃいけない、と言われ
一人で土曜の夜を過ごそうと思ってたと言う。
けど、実際は東京からミキさんが彼の家に遊びに来ていたのだ。
そして、その彼の家に地元にいるはずのサチエさんが来て、修羅場(苦笑)
そこで彼を問いつめたミキさんが光の存在をも見つけ
電話をしてきたのが全てのようだった。

確かに光の彼・渉の行動はおかしかった。
それで光も不安になって、話し合いを持ったりしていた。
なのに、結果がこれだ。
光と彼は今年で7年目、なんだけど、
東京の彼女・ミキさんとも2年付き合ってたというんだから。。。

もうね。
私も彼女の話を聞きながら何も言えなくて。
不安を私に話す彼女を見守っていたつもりだったし、
上手くいくといいな、という思いでアドバイスを送ったりもした。
でも、それもこれも全て無駄、というか、意味のない事、というか。
振り返ると、地元の彼女が彼の家に押し掛けなかったら
ミキさんも光も三股かけられてる事実すら知らなかったのよね。
光は6月に「あまり会えなかったから、泊まりにおいで」と言われてた、
ということから渉はこれから先もしばらく黙っているつもりだったんでしょう。

。。。男って皆こんな?(怒)

いやいや、「男」ってくくっちゃいけないかもしれないけど。
私が知ってる渉は、小学校の時に近所で一緒に遊んだ時の渉から止まってて
こんなふうに自分の親友をボロボロに傷つけるような男だと思わなかった。
私とヨウが付き合いはじめる前から
遠距離ながらもいつもラブラブで
私はなんとなく光と渉はこれからもずっと一緒なんだな、って
すごくうらやましく思ってた時期が長かった。
私は上手く行かない恋愛をフラフラしてた時でもあったから(苦笑)

『付き合ってきた年月は関係ないかもしれないね』

「。。。うん。そうなのかな」

『変わらないで好きだと思ってたのは私だけだったんだもん』

彼女の呟きは私の耳に痛かった。
自分の事のように、私も辛かった。
そんなのってある?
これ以上の裏切りってないでしょ??
光の一途さが裏目に出ちゃったっていうの???

『電話で渉から「俺はミキが好きだから別れて欲しい」とも言われた』

「。。。」

『でも電話で「はいそうですか」なんて言えるわけ無いでしょ!?』

私が言えるのは慰めや同情の言葉の繰り返し。
それも同じ事を何度もリピートするだけで
彼女の為に何もなってないのがわかったけど
黙って話を聞いてあげるだけでは自分の気持ちが納まらなかった。

「ごめん。自分で何言ってるか分からなくってる」

『ううん。いいよ。何か話してくれてるだけでいい』

彼女は明日会って話をすると言う。
しかも彼女と一緒に。。。

『さっきは彼女と一緒にいたから私に別れるって言っただけだと思うの』
『逆に私がその場にいる方だったら、彼女に別れるって言ったと思う』
『こうやってる間も彼女は渉と一緒にいるんだよ、不利だよね』

光が言いたい事もわかった。

でも。
聞くと、
渉はGW叔父さんが倒れたと嘘を付いてまでミキさんと会っていたわけで、
私は彼の気持ちは本当に光より彼女の方に向いてるんだろうな、って
喉まで出かかったけど、さすがに今の光には言えなかった。

今の彼女はどんな小さな光でも手を延ばして掴もうとしてる。
あまりに突然の出来事だものね。。。

光と電話をして話す事も
手紙に書かれている事も
何年か前からほとんど変わってない、というぐらい
彼女の渉への思いはずっと同じく、
一緒にいる時間がないのに思い続けていられる強さを彼女の中に見ていた。
「何も変わってない」
私も彼女もそう思ってた。

だけど、時間はやっぱり流れてたんだね。
渉の心は時間と共に動いていたなんてね。

こんな形で、というのが悔しいの。
どうして彼は2年前、ミキさんと付き合うとなった時に
光にその旨を伝えなかったんだろう、って。
そうすれば光はおろかミキさんも裏切る事はなかった。
(サチエさんは彼女がいるというのを承知で付き合ってたらしいので)

別にミキさんに強く同情してるわけじゃなくて、
こんなふうに知った今、
光が過去を振り返った時に
今から2年の間は他に女の人がいて
「自分じゃない女性(ヒト)に笑ってる彼」を思うってことなのよ?
単純に「心変わり」をするよりも重い罪だわ。

。。。って私も過去、
公認の二股かけられたり、かけたりした女ですよ(自爆)

だからこそ、いろいろ気持ちはわかるつもりだったりもする。

。。。いや、光の絶望はまだまだ「わかったつもり」かもしれないね。
だって経験してないもの。
側にいるのが、何かを考える時にまっ先に思うのが当たり前の人から
突然裏切られた事、まだ無いかもしれない。
だから、言葉が見つからなかったよ、光。

こんな時に側にいて話を聞いてあげられなくてゴメン。
言葉が出せない自分、責めて近くて泣いてる貴女を見守りたかった。
電話もかけてくれた時にすぐ出れなくてゴメン。
一番話を聞いて欲しいと、きっと思ってくれたんだよね?

明日、光は彼に会う。
。。。私は思ってあげるだけ。



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